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セレネース内服液0.2%

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 セレネース内服液0.2%
主成分 ハロペリドール
分類名称 精神神経用剤
剤形 無色ほとんど澄明の液剤
商品画像
製薬会社 大日本住友製薬株式会社
効能 脳内の神経伝達物質(ドパミンなど)の働きを整えることにより、強い不安や緊張感をやわらげ、気分を安定させます。また、抑えることのできない興奮状態や行動を抑えます。
通常、統合失調症、躁病の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。昏睡状態。心不全、パーキンソン病、レビー小体型認知症がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1日0.375~1.125mL(主成分として0.75~2.25mg)から服用を開始し、徐々に増量します。維持量は1日1.5~3mL(3~6mg)服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時すぐに忘れた1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は飲まないで、その後は指示された時間から飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • アルコールは薬の作用を強めることがありますので、注意してください。
  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などが低下することがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作はさけてください。
  • 副作用 主な副作用として、パーキンソン症状(振戦、筋強剛、流涎、寡動、歩行障害、仮面用顔貌、嚥下障害など)、アカシジア(じっとしていられない)、不眠、焦燥感、神経過敏などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 急激な発熱、筋肉のこわばり、手足のふるえ [悪性症候群]
  • めまい、動悸、息切れ [心室細動、心室頻拍]
  • 食欲不振、吐き気・嘔吐、著しい便秘 [麻痺性イレウス]
  • 顔、特に口の周囲の絶え間ない不随意運動 [遅発性ジスキネジア]
  • 食欲不振、吐き気・嘔吐、けいれん [抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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