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デジレル錠25

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 デジレル錠25
主成分 トラゾドン塩酸塩
分類名称 精神神経用剤
剤形 白色の錠剤、直径6.6mm、厚さ3.0mm
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 セロトニンの再取り込み阻害作用を示し、抗不安・鎮静作用により、ゆううつな気持ちや落ち込んでいる気分をやわらげます。
通常、うつ病・うつ状態の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心筋梗塞回復初期および心疾患またはその既往歴、緑内障、排尿困難、眼内圧亢進、てんかんなどのけいれん性疾患またはその既往歴、躁うつ病、脳の器質障害または統合失調症の素因、衝動性の高い併存障害、自殺念慮または自殺企図の既往、自殺念慮がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1日3~4錠(主成分として75~100mg)を初期用量とし、1日8錠(200mg)まで増量し、1~数回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 服用量の急激な減少、服用中止により、離脱症状(吐き気、頭痛、けん怠感、不安、睡眠障害など)があらわれることがあります。この薬の服用を中止する場合には、時間をかけて、少しずつ量を減らしていきます。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に通常に服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。眠気、吐き気、めまい、動悸、気を失う、持続性勃起、息が止まる、けいれん、立ちくらみ、ふらふらするなどの症状があらわれる可能性があります。いくつかの症状が同じような時期にあらわれた場合は、ただちに医師に連絡してください。他の薬を併用している場合で、死亡例が報告されています。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠くなったり、注意力・集中力・反射運動能力などが低下することがありますので、自動車の運転などの危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • うつ病やうつ状態の人は死んでしまいたいと感じることがあります。この薬を飲んでいる間、特に飲みはじめや飲む量を変更したときに、不安感が強くなり死にたいと思うなど症状が悪くなることがありますので、このような症状があらわれた場合は、医師に相談してください。
  • 不安になる、いらいらする、あせる、興奮しやすい、発作的にパニック状態になる、ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来す、敵意を持つ、攻撃的になる、衝動的に行動する、じっとしていることができないなどの症状があらわれることがあります。また、因果関係は明らかではありませんが、病状の悪化、死んでしまいたいと感じたり、他人を傷つけるなどが報告されていますので、このような症状に気がついた場合には服用を止めないで、医師に相談してください。
  • めまい、動悸、気を失う、胸の不快感、脈がとぶなどの症状があらわれることがあるので、定期的に心電図検査が行われることがあります。
  • 無顆粒球症(突然の高熱、寒気、喉の痛み)があらわれることがあるので、血液検査などが行われることがあります。
  • この薬を飲んでいるときは、お酒などのアルコール類を飲まないようにしてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品はこの薬に影響しますので、控えてください。
  • 副作用 主な副作用として、眠気、めまい・ふらつき、口渇、便秘、浮腫、発疹、かゆみ、まぶたのかゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 胸痛、動悸、胸部の不快感 [QT延長、心室頻拍(torsade de pointesを含む)、心室細動、心室性期外収縮]
  • 発熱、じっとして黙り込む、筋肉のこわばり [悪性症候群]
  • 錯乱、発汗、手足の震え [セロトニン症候群]
  • 食欲不振、吐き気、便秘 [麻痺性イレウス]
  • 性欲に関わらず性器の勃起が痛みをともない持続的に起こる [持続性勃起]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • [ご家族の方へ]自殺、興奮しやすい、攻撃的になる、ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来すなどの行動の変化やうつ症状などの元々ある病気が悪化することがありますので、その危険性について十分に理解できるまで医師から説明を受け、患者さんの状態の変化について観察し、変化がみられた場合には医師に連絡してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 精神神経用剤
    同じ成分の薬を探す トラゾドン塩酸塩
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳6,96510~14歳3,382
    15~19歳12,53015~19歳28,321
    20~24歳35,68920~24歳65,775
    25~29歳83,85425~29歳147,615
    30~34歳123,38130~34歳237,016
    35~39歳201,52035~39歳321,036
    40~44歳309,89740~44歳462,208
    45~49歳425,97545~49歳577,651
    50~54歳430,30050~54歳509,887
    55~59歳386,03055~59歳474,402
    60~64歳316,35260~64歳377,338
    65~69歳326,90165~69歳487,080
    70~74歳355,17070~74歳595,552
    75~79歳417,98075~79歳777,615
    80~84歳386,54280~84歳783,397
    85~89歳294,57085~89歳668,535
    90歳以上135,64490歳以上479,468