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ポンタールカプセル250mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ポンタールカプセル250mg
主成分 メフェナム酸
分類名称 解熱鎮痛消炎剤
剤形 白色不透明のカプセル剤、長径約19.2mm、短径約6.9mm
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 プロスタグランジンの合成を抑制することにより、炎症に伴う腫れや痛みを抑え、熱を下げます。
通常、手術後および外傷後の炎症・腫脹の緩解、変形性関節症、腰痛症、症候性神経痛、頭痛などの消炎・鎮痛・解熱、急性上気道炎の解熱・鎮痛に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。消化性潰瘍、血液の異常、肝機能障害、腎機能障害、心機能不全、アスピリン喘息または既往歴、高血圧症がある。過去に本剤により下痢を起こしたことがある。小児でインフルエンザに伴う発熱がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 手術後および外傷後の炎症・腫脹の緩解、変形性関節症、腰痛症、症候性神経痛、頭痛(他剤が無効な場合)、副鼻腔炎、月経痛、分娩後疼痛、歯痛の消炎、鎮痛、解熱:通常、成人は1回2カプセル(主成分として500mg)、その後6時間ごとに1回1カプセル(250mg)を服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。
    急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の解熱・鎮痛
    :通常、成人は1回2カプセル(主成分として500mg)を頓用します。年齢・症状により適宜増減されますが、原則1日2回まで、1日最大6カプセル(1,500mg)が限度とされています。
    いずれも、空腹時の服用はできるだけ避けてください。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 薬が食道に長く留まってしまうと潰瘍を作ることがありますので、多めの水で飲んでください。特に寝る前に飲むときは注意してください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。けいれん、急性腎障害などがあらわれることがあります。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 長期服用する場合には定期的に尿検査、血液検査および肝機能検査などが行われます。
  • めまい、眠気があらわれることがありますので、自動車の運転など、危険を伴う機械の操作には注意してください。
  • 自己免疫性溶血性貧血、無顆粒球症、顆粒球減少、骨髄形成不全があらわれることがありますので、血液検査が行われます。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、発赤、かゆみ、じんま疹、固定薬疹、下痢・軟便、胃腸障害、食欲不振、吐き気、嘔吐、胃痛、腹痛、胃部不快感、吐血、眠気、めまい、頭痛、けん怠感、浮腫、血小板減少性紫斑病(鼻血、歯ぐきからの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 冷汗、呼吸困難、四肢しびれ感 [ショック、アナフィラキシー]
  • 貧血症状、頭・のどの痛み、寒気や震えを伴って高熱が出る [溶血性貧血、無顆粒球症]
  • 動悸、めまい、出血しやすい [骨髄形成不全]
  • 発熱、皮膚・粘膜の発赤・水疱、咽頭痛 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 尿量減少、むくみ、食欲低下 [急性腎障害、ネフローゼ症候群、間質性腎炎]
  • みぞおちの痛みや圧痛、嘔吐、下痢 [消化性潰瘍、大腸炎]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 解熱鎮痛消炎剤
    同じ成分の薬を探す メフェナム酸
    同じ製薬会社の薬を探す ファイザー株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳3,6655~9歳3,371
    10~14歳63,53010~14歳68,090
    15~19歳171,40415~19歳200,262
    20~24歳248,88020~24歳359,420
    25~29歳313,73025~29歳421,633
    30~34歳425,73030~34歳497,377
    35~39歳473,66635~39歳576,489
    40~44歳500,52340~44歳624,499
    45~49歳497,25145~49歳645,443
    50~54歳405,65150~54歳556,447
    55~59歳377,89855~59歳560,545
    60~64歳357,51660~64歳506,035
    65~69歳377,10665~69歳583,526
    70~74歳350,71970~74歳560,538
    75~79歳342,44775~79歳566,155
    80~84歳233,86980~84歳486,208
    85~89歳124,61985~89歳294,890
    90歳以上34,17890歳以上130,633