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トロペロン細粒1%

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 トロペロン細粒1%
主成分 チミペロン
分類名称 精神神経用剤
剤形 白色の顆粒剤
商品画像
製薬会社 アルフレッサ ファーマ株式会社
効能 神経伝達物質であるドパミンの受容体を遮断する作用があります。
考えがまとまりにくいなどの心の不調をととのえ、気分を安定させます。
通常、統合失調症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。昏睡状態にある、心不全、パーキンソン病、レビー小体型認知症、心・血管疾患、低血圧、てんかんなどのけいれん性疾患、甲状腺機能亢進状態、脱水・栄養不良状態などを伴う身体的疲弊、不動状態、長期臥床、肥満、脱水状態、肝機能障害がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1日0.05~0.3g(主成分として0.5~3mg)より服用を始め、徐々に増量して1日0.3~1.2g(3~12mg)を数回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。本剤は1g中に主成分10mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • アルコールは薬の作用を強めることがありますので、注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、アカシジア(じっとしていられない)、パーキンソン症候群(手指の震え、こわばり)、ジスキネジア(舌を動かしたり、出し入れしたりする口の動き)などの錐体外路症状、口渇、食欲不振、便秘などの消化器症状、睡眠障害、不安・焦燥、眠気などの精神神経症状などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 筋肉のこわばり、高熱、意識障害 [悪性症候群]
  • 食欲不振、吐き気、便秘 [麻ひ性イレウス]
  • 口周部などの不随意運動 [遅発性ジスキネジア]
  • 発熱、のどの痛み、筋肉痛 [無顆粒球症、白血球減少]
  • 息切れ、胸痛、四肢の疼痛 [肺塞栓症、深部静脈血栓症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については、薬を受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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