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アーチスト錠2.5mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 アーチスト錠2.5mg
主成分 カルベジロール
分類名称 血圧降下剤
剤形 白色~微黄白色の錠剤、長径10.1mm、短径5.1mm、厚さ約3.1mm
商品画像
製薬会社 第一三共株式会社
効能 β受容体遮断作用に加えてα1受容体遮断作用による血管拡張作用を示し、血管抵抗を維持、減少させて、心臓のポンプ機能を改善し、体に必要な血液を十分に送り、心機能を改善します。
通常、慢性心不全(虚血性心疾患または拡張型心筋症に基づく)、不整脈(頻脈性心房細動)の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。気管支喘息、気管支痙攣、糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシス、不整脈、心原性ショック、非代償性の心不全、肺高血圧による右心不全、未治療の褐色細胞腫またはパラガングリオーマ、末梢循環障害がある、血圧が低い。
  • 妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 虚血性心疾患または拡張型心筋症に基づく慢性心不全:通常、成人は1回主成分として1.25mgを1日2回食後の服用から開始します。1回1.25mg、1日2回の服用に忍容性がある(何事もなく飲み続けられる)場合には、1週間以上の間隔で忍容性をみながら段階的に増量され、忍容性がない場合は減量されます。用量の増減は必ず段階的に行われ、1回服用量は1.25mg、2.5mg、5mg、または10mgのいずれかです。いずれの用量でも1日2回食後に服用します。通常、維持量として1回1~4錠(2.5~10mg)を1日2回食後に服用します。なお、年齢・症状により服用開始用量はさらに低用量になる場合もあります。また、本剤に対する反応性により、維持量は適宜増減されます。
    頻脈性心房細動:通常、成人は1回2錠(主成分として5mg)を1日1回の服用から開始し、効果が不十分な場合には4錠(10mg)を1日1回、8錠(20mg)を1日1回へ段階的に増量されます。年齢・症状により適宜増減されますが、最大服用量は8錠(20mg)を1日1回までです。本剤は1錠中に主成分2.5mgを含みます。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 服用中(特に、服用初期や増量時)は、めまい、ふらつきがあらわれることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • 長期間服用する場合は、定期的に心機能検査(脈拍、血圧、心電図、X線など)が行われます。医師の指示に従って、指定された日時に検査を受けてください。
  • 副作用 主な副作用として、かゆみ、顔面潮紅、眠気、頭痛、胃部不快感、嘔吐、めまい、慢性心不全、心不全の悪化、動悸、徐脈、血圧低下、倦怠感、発疹、立ちくらみ、無力症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 息切れ、めまい、失神 [高度な徐脈、完全房室ブロック、心不全、心停止]
  • 顔面蒼白、冷汗、ふらつき [ショック]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害、黄疸]
  • 全身倦怠感、尿量減少、手足や顔のむくみ [急性腎障害]
  • 発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内に発疹ができる・赤くなる [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 呼吸困難、ふらふら感、眼や唇の周りがはれる [アナフィラキシー]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳13,5740~4歳18,277
    5~9歳63,5395~9歳56,770
    10~14歳113,15610~14歳70,071
    15~19歳140,07315~19歳69,147
    20~24歳151,36920~24歳62,153
    25~29歳144,31625~29歳64,301
    30~34歳171,99230~34歳100,072
    35~39歳269,26035~39歳123,801
    40~44歳495,34140~44歳223,694
    45~49歳957,91845~49歳383,601
    50~54歳1,422,19150~54歳546,930
    55~59歳1,951,65755~59歳747,692
    60~64歳2,836,92660~64歳1,196,723
    65~69歳4,888,48365~69歳2,543,700
    70~74歳6,164,45170~74歳3,767,215
    75~79歳7,335,93375~79歳5,514,519
    80~84歳6,675,93780~84歳6,253,152
    85~89歳4,157,75985~89歳5,571,197
    90歳以上1,569,00290歳以上3,603,330