お薬検索

フェアストン錠60

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 フェアストン錠60
主成分 トレミフェンクエン酸塩
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 白色の錠剤、直径9.0mm、厚さ3.4mm
商品画像
製薬会社 日本化薬株式会社
効能 乳がん細胞に対するエストロゲン(女性ホルモン)の働きを抑え、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、乳がんの治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心電図にQT延長があるまたは過去にあった、低カリウム血症がある。骨髄抑制がある。徐脈などの不整脈、心筋虚血などの不整脈を起こしやすい心疾患がある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性のある女性。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回トレミフェンとして40mgを1日1回服用します。すでに薬物療法や放射線治療をうけたことがある場合は1回120mgを1日1回服用します。症状により適宜増減されます。本剤は1錠中にトレミフェン60mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついた時に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 閉経初期の人が使用する場合は、妊娠への影響について説明を受けるとともに、ホルモン剤(ピルなど)以外の方法で避妊し、妊娠がわかった場合や妊娠の可能性がある場合はただちに飲むのをやめて、医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、顔面潮紅、吐き気・嘔吐、食欲不振、倦怠感、ふらふら感、発汗、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 突然認める片側の手足や顔の麻痺、胸の痛み、局所の疼痛 [血栓塞栓症、静脈炎]
  • 食欲不振、全身倦怠感、皮膚や結膜などが黄色くなる [肝機能障害、黄疸]
  • 性器出血、月経異常(過多月経、下腹部・腰の痛みなど) [子宮筋腫]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の腫瘍用薬
    同じ成分の薬を探す トレミフェンクエン酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す 日本化薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。