用語解説

有機リン中毒

ゆうきりんちゅうどく
有機リン剤を摂取することによる中毒症状のこと。有機リン剤は殺虫剤として使用されており、摂取すると肝臓内で毒性が強い物質に変化する。初期の症状としては頭痛や身体のだるさがあり、その後気持ち悪い、吐き気、吐くなどの症状が出現。さらに顔面蒼白、瞳孔が小さくなる、けいれん、意識の低下、呼吸が苦しくなり止まるなど重症になる。治療としては呼吸状態を確認して気道を確保し、その後硫酸アトロピンを投与する。
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