用語解説

慢性硬膜下血腫

まんせいこうまくかけっしゅ
頭蓋骨の直下にある硬膜と脳の間に、血が溜まっていく病気。50代以上の男性や、習慣的に飲酒をする人によくみられる。一般的に、頭部に外傷を受けた後の数ヵ月の間に、血腫が脳を徐々に圧迫し、頭痛、左右片側の手足の麻痺、失禁などの症状がみられる。また、認知症が引き起こされることもある。血腫が小さく、症状が軽い場合は自然に回復するのを期待して経過観察される。症状が重い場合は、頭蓋骨に小さな穴を開けて血腫を取り除く手術が行われる。治療のタイミングが適切であれば、後遺症は残らないことが多い。
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