用語解説

ビタミンK欠乏症

びたみんけーけつぼうしょう
体内のビタミンKが欠乏することにより、肝臓でつくられるビタミンK依存性血液凝固因子のはたらきが低下し、出血傾向を起こす病気のこと。生後2~3日目の赤ちゃんに下血、吐血などの消化管出血をおこす新生児出血症と、生後1~2ヵ月ごろに頭蓋内出血をきたす突発性乳児ビタミンK欠乏性出血症とがある。後者は母乳栄養の赤ちゃんに起こりやすいため、予防的に赤ちゃんにビタミンKを投与することで欠乏症は大幅に減少した。
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