用語解説

必須脂肪酸

ひっすしぼうさん
体内で合成できない脂肪酸。リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸は必須脂肪酸で、食品から取り入れなくてはならない。ホルモンのような働きをするプロスタグランジンという生理活性物質をつくり、血管収縮や血圧、血小板凝集などを調節している。臨床現場で輸液が長期化すると、脂肪の摂取が不足する。そのため、体内で合成できない必須脂肪酸は欠乏し、血小板の減少、知覚の異常、倦怠感などの欠乏症状が問題となる。
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