用語解説

津波肺

つなみはい
津波に巻き込まれることによって起きる肺炎。水や汚泥(ヘドロ)、土砂、重油、崩れた建物の破片などが口から肺に入ることで、レジオネラ族菌という細菌や、スケドスポリウムという真菌などに感染して引き起こされる。抗真菌薬や、肺障害を改善させる薬で治療するが、スケドスポリウムは多くの抗真菌剤に対して耐性があるため、感染すると死亡する可能性が高い。2004年のスマトラ島沖地震や、2011年の東日本大震災など、大きな津波被害が起きた際にみられることが多い。
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