用語解説

石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)

せっかいちんちゃくせいけんばんえん(せっかいせいけんえん)
腱板(肩の関節を安定させるための4つの筋肉の束)に、リン酸カルシウム結晶から成る石灰が沈着し、炎症を起こした状態。突然激しい痛みが起き、腕を上げられなくなることもある。30~60代の女性でよくみられ、石灰は時間の経過とともに硬くなる。治療は、まず痛みをとるために、石灰を吸引して安静を図るとともに、消炎鎮痛剤の服用や、ステロイド剤や麻酔剤の注射を行う。痛みが落ち着いたら、リハビリや肩を温める温熱療法などを行う。痛みが強く、肩の運動に支障がある場合は、石灰沈着を除去する手術を行うこともある。
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