用語解説

カリウム

かりうむ
ナトリウムとともに血液、リンパ液、組織液などの体液を構成する、ミネラルの一種。細胞内に多く存在する。細胞外に多いナトリウムとバランスがとられ、筋肉や神経の機能が正常に保たれている。ナトリウムに血圧を上昇させる作用があるのに対して、ナトリウムの尿中への排泄を促して血圧を下げる作用、筋肉の収縮を調節する作用、腎臓の老廃物を排泄させる作用、神経の伝達物質としての作用がある。多く含まれる食品はひじきや大豆、アボカド、ほうれん草、バナナなど。不足すると、高血圧や筋力の低下、むくみなどを招く。過剰な分は尿とともに排出されるので、通常の食生活では問題ないが、腎機能が低下しているとうまく排泄されず、高カリウム血症(しびれなどの感覚異常、不整脈、低血圧、吐き気など)が引き起こされることがある。
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