用語解説

克山病

こくざんびょう
中国の北東部から南西部にかけてみられる、心筋症を主とする疾患。1935年に黒竜江省克山県で多発したため、この名称がついた。ケシャン病ともいわれる。死亡率の高い原因不明の奇病とされてきたが、現在では、セレン欠乏を主とする栄養障害が原因で発症すると考えられている。この地域の土地や水はセレンの含有量が少なく、食糧を自給自足しているため栄養素が偏りやすいことからセレン欠乏を招いたとされる。
「克山病」についてもっと調べる