用語解説

潰瘍

かいよう
皮膚・粘膜層において、上皮組織の部分的欠損が深部に及んでいるもの。簡単にいえば傷が深くえぐられたような状態のことで、浅い場合にはびらんという。胃潰瘍、十二指腸潰瘍が代表的。皮膚と違って胃や十二指腸は常に強酸にさらされているため、治りにくい。なお、潰瘍を形成する特徴をもった炎症を「潰瘍性炎」、組織の欠損がさらに進んで消化管などの壁を貫くものを「穿孔性潰瘍」と呼ぶ。
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