用語解説

E型肝炎

いーがたかんえん
E型肝炎ウイルス(HEV)に感染することで発症する肝炎。主な症状は腹痛、吐き気、嘔吐、発熱、倦怠感、黄疸(おうだん)など。15~50日の潜伏期間を経て発症する。感染者の便とともに排泄されたウイルスに汚染された水や魚介類を、飲んだり食べたりすることで感染する。1~2ヵ月ほどで治癒するが、他のウイルス性肝炎と比べて、肝臓が急速に壊死する劇症肝炎を起こす確率が高い。ワクチンはないため、流行している地域での生水や生の食物を摂らないことや、加熱調理を行う肉類は中心部まで十分に加熱することが予防のためには重要となる。
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