おしえて先生

唇の皮をむいてしまう

のん(82578c0153)・20~29歳女性 2021/09/16 投稿

私は小学生の頃から、唇の皮を血が出るまで剥いてしまうことがあります。
剥いている時は無意識で気がついたら血が出ている状態です。
ただの癖かと思っていましたが、大学生になった時に友人からそれただの癖じゃないと思うと言われ気になったので相談しました。
親に唇の皮を剥いているところを注意される時と血が出るまで剥いていたという事実を理解した時に罪悪感からまた剥いているという悪循環です。
今はマスク着用の時間が多いため、仕事中などは剥くことはないです。
癖なのか病気なのか知りたいですよろしくお願いします。

心療内科や精神科を受診して病的な行動かそうでないかを診断していただくとよいと思います

血が出るまで唇の皮をむいてしまうってとっても痛いですよね。一般的にですが痛いことによってご自分のできなかったことを罰するような感じはありますか?リストカットと似ている状況です。
リストカットも死にたくてするのではなく、自分を責めて(こんな私はダメな人間など)痛みによって悩みを回避する人も多いです。
ご相談者はこのタイプかどうかわかりませんが、もし自罰的になっている傾向があれば、心療内科や精神科を受診して、病的な行動かそうでないかを診断していただくとよいと思います。
誰にでもストレスはあり、自罰的になることがありますが、不健康なストレス対処は心だけでなく体にもダメージを与えるので専門医の受診をお勧めします。

ご回答いただいた

牧野真理子 先生

ドクター
ご活躍の場所 牧野クリニック(東京都中野区東中野) 診療部長
東邦大学医学部客員講師
JICA(国際協力機構)顧問医
優秀臨床専門医
アサヒビール産業医
オレンジページ産業医
日本心身医学会代議員
日本女性心身医学会理事
国際摂食障害学会会員
ご専門 心身医学(心療内科)
女性の心身症(摂食障害など)
職場のメンタルヘルス
異文化間メンタルヘルス
ご経歴 国公立大学卒業後、北里大学医学部卒業
メルボルン大学医学部大学院卒業
著書 『誰も私をわかってくれない:摂食障害・心の迷路』(悠飛社:1999)
『異文化ストレスと心身医療』(新興医学出版社:2002)
『もういいや!!と叫んで心の毒出しができるメンタルデトックス』(祥伝社:2005)
『うつにもいろいろあるんです。』<漫画 細川貂々> (オレンジページ:2011)

【共著】
『医療看護学』(中山書店)
『職場のメンタルヘルス』(南山堂)など多数

【連載】
『からだの本』(オレンジページ)「女性とうつ」連載中
所属団体 日本心身医学会代議員
日本女性心身医学会理事
国際摂食障害学会会員
先生からの一言 メンタルヘルスの疾患も早期発見が早期回復につながります。
小さなことと思ってももし悩んでいるようでしたらお気軽にご相談ください。