
FGRについて
38週目の妊婦です。
36週目の検診で赤ちゃんの推定体重を出してもらったところ、2100gでした。
先週の37週、今週の38週とも体重の増減が見られず、FGRと診断されました。
胎動カウンターを毎日付けていますが、異常なし。
NSTも異常なし、胎盤等も異常無しとのことで、医師からは経過順調と言われたのですが、何が順調なのか分かりません。
もちろんエコーでの数値はあくまでも目安としてのものだとは理解していますが、それでも成長していないことを知ると不安でたまりません。
色々調べてみるとダウン症の疑いや感染症の疑い等がでてきて余計不安になります。
担当医師に聞こうにも気軽に質問できるような診察ではなく、効率よく患者を回すための作業的な診察のため、聞けません。
私も2400グラムで生まれてきたので遺伝なのでしょうか?
それともダウン症等の疑いがあるのでしょうか?
教えてください

モニターで元気なことを確認し、出産するタイミングを良く主治医と相談するのが良いのではないでしょうか
赤ちゃんの体重の増加がみられないとのこと、不安だと思います。
直接診察させていただいていないのであまりはっきりとしたことはお話できません。
そこに関してはご了承願えればと存じます。
超音波での推定体重はおっしゃるようにあくまでも参考値です。
体重増加は長期的に赤ちゃんが元気かどうか判断する目安になります。
一方でモニターの検査はモニターを付けているときに元気かどうか、の判断に使います。
赤ちゃんが小さくてもモニターで元気なことが確認できれば、すぐに分娩にしなくてよい(帝王切開も含め)時間的に猶予がある、
という判断になるのではないでしょうか。担当の先生が「順調ですね」とおっしゃるのはそのような意味かと解釈いたします。
低体重の原因ですが、いくつかあると思います。
不安を拭い切れない回答で申し訳ありませんが、染色体異常や感染症などももちろん考えなくてはなりません。
しかしおっしゃるように、遺伝的な要素で小さくても何も問題ない子も一定数います。
心配が尽きないと思いますが、毎日モニターで元気なことを確認し、出産するタイミングを良く主治医と相談するのが良いのではないでしょうか?
なかなか話しかけづらいとは思いますが、一度しっかりとお話を聞いてみるのも良いと思いますよ。

三輪 綾子 先生
ドクターご活躍の場所 | 順天堂練馬病院にて勤務。 同病院で非常勤助手として婦人医としてはたらきつつ、 はぐくみ母子クリニックで産科医としてはたらき、分娩に携わる。 |
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ご専門 | 婦人科全般 |
ご経歴 | 2010年札幌医科大学医学部医学科卒業後、順天堂大学病院で初期研修を終了。 同大学、産婦人科学教室に入局。 越谷市立病院、東部地域病院、小張総合病院などで勤務ののち、 順天堂練馬病院にて勤務。 |
所属団体 | 日本産婦人科学会 産婦人科専門医 日本乳がん検診制度管理中央機構 検診マンモグラフィー読影認定 一般社団法人 予防医療普及協会 顧問 東京産婦人科医会 広報 日本周産期・新生児医学会 日本婦人科腫瘍学会 |
先生からの一言 | HelCのアドバイザリーを務めさせていただくこととなりました、三輪綾子と申します。 女性特有の健康問題や疾患に関して、相談していいか迷っている、とりあえず我慢している、恥ずかしいから放置している、受診したほうが良さそうではあるけれども先延ばしにしている。 そういった方々のお役に立てれば幸いです。よろしくお願い致します! |
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