おしえて先生

左胸のかゆみに困っています

くまにゃ(f7c6e900f8)・50~59歳女性 2018/09/21 投稿

更年期に入るか入らないかくらいなんですが、時々、左胸がかゆくなります。
最初の頃は生理前でしたが、閉経に近い今は、治ったと思ったら数日してまた出るといった具合で一定しません。
ホルモンのアンバランスによるものかと思いますが、どう対処すればいいのかわからないです。皮膚科では、ほとんど説明もなく 塗り薬のみでした。
ちなみに 花粉症も含めてアレルギー体質です。

皮膚炎の可能性があります

いつも左胸部ですね。胴部皮膚だけに触れるものはありませんか?あれば、それによる皮膚炎の可能性があります。
なければ、やはり原因は体内からでしょう。ホルモン異常であれば、全身的な要因だから左胸にだけでなく、ほかにもかゆみが出るでしょう。
50歳になると、皮膚が乾燥することは考えられます。下着による刺激などもその誘因になるでしょう。かゆいとき、皮膚に赤みがあれば炎症が起きています。また、かゆいだけで赤くなっていなくても軽度の炎症が起きていることはあります。
とりあえず、副腎皮質ホルモンを3~5日間の短期間塗り、それに重ね塗りで保湿剤を塗ってみてはいかがでしょうか?
さらに湿疹(接触皮膚炎や皮脂欠乏性皮膚炎)でなければ、抗ヒスタミン剤を飲んでください。皮膚科で処方してもらうのがいいですね。

ご回答いただいた

市橋正光 先生

ドクター
ご活躍の場所 アーツ銀座クリニック 院長
ご専門 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療
ご経歴 神戸医科大学 卒業
神戸大学大学院医学研究科 修了
ロンドン大学皮膚科学研究所 留学
神戸大学医学部 教授
サンクリニック・サンケア研究所
森之宮医療大学抗加齢研究所長
再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職
所属団体 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会
先生からの一言 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。