アトピーで顔が腫れあがる
kamtak(#)・16~19歳男性
2009/06/15
投稿
妹は昔からアトピーでした。
半年ぐらい前まではよかったのですが、そのあと、寝てる間に顔がかゆくて掻いたりなどして肌が次第に荒れていきました。
1ヵ月前ぐらいから病院を変えて、漢方薬を飲んだり風呂に入れたりなど、薬を塗るだけではない治療法をしているのですが、今日妹の顔がとても赤くなっており腫れていました。正直いってしまえば悲惨な顔でした。
漢方薬の治療法がいい方法なのでしょうか?またアトピー性皮膚炎をしっかり治せる薬や、普段の生活で注意することなどのアドバイスをもらいたいです。女の子なので早く治って欲しいので、ご相談させていただきました。
必要時はセカンドオピニオンも
アトピー性皮膚炎ではしばしば炎症が強くなり、顔が腫れ上がることがあります。 それは、多くは不適切な治療を長く我慢して続けているときに起きます。たとえば、ステロイドホルモンの使用を怖がり、ほかの治療を選択して続けると、しばしば腫れるほどの強い炎症が起きます。
現在、皮膚の炎症症状が強いので、基本としてはステロイドホルモンを使用すべきと考えられます。あまり強い症状が長く続くと色素沈着が起きて、長年にわたり正常な皮膚に戻らなくなることがあります。更にかゆみが強いと顔の皮膚を叩くこともあり、視力にまで影響します。是非、ほかの皮膚科の先生にも症状を診てもらい、最善の治療を受けてください。
ご回答いただいた
市橋正光 先生
ドクターご活躍の場所 | アーツ銀座クリニック 院長 |
---|---|
ご専門 | 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療 |
ご経歴 | 神戸医科大学 卒業 神戸大学大学院医学研究科 修了 ロンドン大学皮膚科学研究所 留学 神戸大学医学部 教授 サンクリニック・サンケア研究所 森之宮医療大学抗加齢研究所長 再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職 |
所属団体 | 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会 |
先生からの一言 | 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。 |