免疫を保つことが一番ですが、有効な薬もありますので、一度皮膚科専門医の受診を。
御本人が考えておられますように、唇に再発を繰り返す小さな水疱は、単純ヘルペスです。一度感染しますと、生涯神経節と呼ばれる部位に住み着いています。住み着いている主人の体力、つまり免疫力が落ちると、単純ヘルペスウィルスは増殖し、皮膚にやってきて水疱を作ります。
では、どんな時に免疫が落ちるかといいますと、風邪を引いている、仕事が続いて睡眠不足、紫外線を浴びたあと、精神的な悩みがあるときなど、また、ほかの病気で薬を飲んで免疫が落ちることもあります。
予防は、やはり、しっかりと免疫を保つことですが、一番勧められるのは、このウィルスの増殖を抑える薬がありますので、それを1週間に2回(2日)、それぞれ1錠ずつ飲むことです。長期間何年も飲めますので、是非、皮膚科専門医を受診なさってください。
ご回答いただいた
市橋正光 先生
ドクターご活躍の場所 | アーツ銀座クリニック 院長 |
---|---|
ご専門 | 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療 |
ご経歴 | 神戸医科大学 卒業 神戸大学大学院医学研究科 修了 ロンドン大学皮膚科学研究所 留学 神戸大学医学部 教授 サンクリニック・サンケア研究所 森之宮医療大学抗加齢研究所長 再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職 |
所属団体 | 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会 |
先生からの一言 | 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。 |