おしえて先生

レントゲンによる被曝の影響

いちご(#)・20~29歳女性 2008/07/18 投稿

子ども(男児)が3ヵ月になって股関節脱臼の検診を受けました。そこでレントゲンを撮った際に生殖器にカバーも何もせずに撮ったのですが、まだ未熟な赤ちゃんなのに影響は無いのでしょうか?しかも1回だけでなく、子どもが動くので何度も撮り直しました。その時はレントゲンが及ぼす悪影響など考えていなかったのですが、うちの母に子どもが出来なくなるかもと言われ心配になりました。
以前の質問で『被ばくは撮影部位が中心』という回答があり、股関節の撮影は生殖器が丁度中心にくるので、毎日心配でたまりません。悪影響は無いでしょうか?それから股関節脱臼だと判明し、違う病院に通って週に1回レントゲンを撮っています。それは保護シート(?)のようなものを被せて撮っているので頻繁に撮っても影響はないですか?
初めての子どもで毎日が不安なので、お手数ですが回答宜しくお願い致します。

自然界の年間被曝量を超えて医療で被曝することは、あまり考えられないと思います。

いちごさん、こんにちは。息子さんの頻繁なレントゲン撮影の影響はとても気になりますよね。
レントゲンは確かに被曝します。しかし、こういう場合レントゲンの照射線量というのはごく少量で、防護服を着用した上で撮影範囲を小さくしていますし、実際の被曝量は非常に少ないと言われています。また、新しいレントゲン器械ほど、少ない被曝量で鮮明な画像を得ることができるようになっています。そして、もともと自然界でも知らないうちに私たちは被曝していて、その年間被曝量を超えて医療で被曝することは、あまり考えられないと思います。確かに不必要な検査はよくありませんが、息子さんの病気に対して大切な検査の一つであったのだと思います。検査を前向きに考えてみてはいかがでしょう。
今現在の照射量では、将来的にレントゲンが体に及ぼす悪影響をご心配しなくても大丈夫ですよ。また、子どもが出来なくなるということはありませんのでご安心下さい。
様々な検査については「その他の検査」ライブラリにも掲載されていますので、参考になさって下さいね。

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HelCナース

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