おしえて先生

金属アレルギー?

レオ君(#)・30~39歳女性 2008/05/20 投稿

以前から、指の先にだけ「主婦湿疹」のような症状がありました。それは高校2年の頃からで、20歳から酷くなりました。爪の周りが膿んで黄色いベトッとした液が出て、腫れて信じられないほど痛くて、洋服の袖に手を通すだけで激痛がはしるほどでした。炊事・洗濯もままならず、お風呂に入っても自分で髪や体を洗えませんでした。
どの病院に行っても原因が分からず、大学病院で「パッチテスト」をして、「金属アレルギー」だと言われました。その金属は多くの物に含まれている為、避けて生活する事は出来まないとの事でした。最近になって手の方はだいぶ症状が和らぎ薬を塗らなくても大丈夫になったのですが、1~2年前からブラジャーのラインに沿って酷くなっています。痒くてたまりません。やはり黄色い液が出ています。洋服などに液の匂いが付き気になります。薬は付けているのに、状態が変わりません。これも金属アレルギーなのでしょうか。

他の化学物質が疑われますので、皮膚科専門医の受診を。

ブラジャーの当たる皮膚に沿ってできるなら、それは金属ではなく、他に含まれている化学物質でしょう。ブラジャーの種類を変えてみてはいかがでしょうか?適切な治療で治るはずですので、皮膚科専門医を受診なさってください。

ご回答いただいた

市橋正光 先生

ドクター
ご活躍の場所 アーツ銀座クリニック 院長
ご専門 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療
ご経歴 神戸医科大学 卒業
神戸大学大学院医学研究科 修了
ロンドン大学皮膚科学研究所 留学
神戸大学医学部 教授
サンクリニック・サンケア研究所
森之宮医療大学抗加齢研究所長
再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職
所属団体 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会
先生からの一言 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。