朝食を食べないとどうなる？
朝時間が無く、朝食を食べている時間も無いのですが、朝食を食べない日が続くとどのような弊害が出てくる恐れがありますか？一方で、ダイエットでは朝食を抜いた方が良いという意見もありますが、どちらが正しいのでしょうか？
また、朝から食欲が無く、食べる気が起きないときはお水１杯でも飲むと変わると聞いたのですが、まったく食べないときと比べてどのように良いのでしょうか？
のどごしの良いものから始めて、じょじょに固形物を摂ると良いでしょう。
たぁさん、こんにちは。毎日お忙しいですか？この時期は、朝一秒でも布団に潜っていたいですし、なかなか朝に食事の時間を作るのは大変ですよね。
「平成17年度国民健康・栄養調査」によりますと、朝食を食べない方は男女共に20歳代で最も高く、男性33.1％、女性23.5％にも及ぶといわれています。
朝食に関しては、最近いろいろ研究が進んできています。朝食を食べない生活が続くと、脳の唯一のエネルギー源になるブドウ糖が取り込まれないまま活動するので、集中力にかけて仕事や勉強に身が入りませんし、食事による腸への刺激がなくなり、便秘がちになったりするといわれています。
また、アメリカの研究報告では、朝食を2週間抜いた健常女性は毎日朝食を取った女性と比較して、動脈硬化を起こしやすく心筋梗塞になりやすいという結果が出ています。ほかにも、ハーバード大学のある准教授は、朝食を毎日食べる人は食べない人に比べて、肥満や糖尿病になる率が35～50％も低いという調査結果を発表しています。朝食を食べる事は、生活習慣病を防ぐことにもつながるようです。
さて、そんなに急に言われても、朝食を食べる習慣を身につけるのは大変ですよね。まず、ミネラルウォーターやヨーグルト、牛乳、100％天然のジュースなどのどごしのよいものから始めて、トースト、フルーツ、おにぎり、ゆで卵などじょじょに固形物に変えていくというのも一つの方法ですよ。
「生活習慣病」ライブラリも参考にしてみてくださいね。
ご回答いただいた
HelCナース
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