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日点アトロピン点眼液1%

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 日点アトロピン点眼液1%
主成分 アトロピン硫酸塩水和物
分類名称 眼科用剤
剤形 無色澄明の点眼剤、(キャップ)黒、(点眼瓶)白色半透明、(投薬袋)透明[遮光]
商品画像
製薬会社 株式会社日本点眼薬研究所
効能 副交感神経支配の筋肉に働いて目の緊張を緩和し、瞳孔を大きくする作用(散瞳)と、ピントを調節する筋肉を休ませる作用(調節麻痺)があります。
通常、診断または治療を目的とする散瞳と調節麻痺に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。緑内障または眼圧が高いと言われたことがある、隅角が狭い、前房が浅いなどと言われたことがある。コンタクトレンズを使っている。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、1回1~2滴を1日1~3回点眼します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 点眼するときは、次の手順で点眼してください。まず、手を洗い、顔をあおむけにし、下まぶたを引き、目をしっかり開けて点眼します。このとき容器の先がまぶたやまつげに触れないようにします。まばたきをせずに静かに目を閉じ、1~5分間目がしらを指先で圧迫した後、目を開けてください。(他の点眼薬を点眼する場合は、はじめの点眼薬を点眼してから5分以上あけてください。)
  • 点眼を忘れた場合は、気がついたとき、1回分を点眼してください。次からは通常の使用法に戻ってください。ただし、次の通常の点眼する時間が近い場合は点眼しないで、次の通常の時間に1回分を点眼してください。2回分を一度に点眼してはいけません。
  • 誤って多く点眼した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、点眼するのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 点眼後、まぶしさを感じたり、近くのものがぼやけて見えることがありますので、症状が回復するまでは車の運転など、危険を伴うことは行わないでください。まぶしさを感じる時は、サングラスをかけるなどして、日光や強い光を直接見ないようにしてください。
  • 副作用 主な副作用として、アレルギー性結膜炎、眼瞼結膜炎、緑内障・眼圧上昇(眼痛、見えにくい、頭痛)、血圧上昇、動悸、幻覚、けいれん、興奮、吐き気・嘔吐、口渇、便秘、顔面潮紅(顔が赤くなる)、頭痛、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 該当する記載事項はありません。

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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