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エヌジェンラ皮下注24mgペン

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 エヌジェンラ皮下注24mgペン
主成分 ソムアトロゴン(遺伝子組換え)
分類名称 脳下垂体ホルモン剤
剤形 無色~淡黄色澄明の注射剤
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 ヒト成長ホルモンにヒト絨毛性ゴナドトロピンに由来するアミノ酸配列を付加することにより、生体内半減期を延長した長時間作用型ヒト成長ホルモン製剤で、成長を促進する作用があります。
通常、骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症の治療に使用されます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。悪性腫瘍がある。糖尿病、耐糖能異常、または糖尿病の危険因子がある。脳腫瘍の既往がある。心疾患、腎機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、体重kg当たり主成分として0.66mgを1週間に1回、皮下に注射します。本剤は1カートリッジ中に主成分として24mgを含有します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • この薬は、医療機関において、適切な在宅自己注射教育を受けた患者さんまたは家族の方は、自己注射できます。
  • 使用する際には、必ず取扱説明書を読んでください。
  • この薬は週1回注射する薬剤であり、同じ曜日に注射してください。
  • 週1回注射の定めた日を変更する必要がある場合は、変更前後の注射間隔が3日以上になるようにしてください。
  • 注射部位は腹部(おなか)、大腿(ふともも)、臀部(おしり)、上腕(うで)です。注射ごとに順序よく移動し、同じ部位に短期間に繰り返し注射しないでください。
  • JIS T 3226-2に適合するA形(型)専用注射針を使用してください。
  • 注射針は毎回新しいものを注射直前に取り付けてください。また、注射後、注射針は廃棄してください。
  • 注射針の装着時に液漏れなどの不具合が認められた場合には、新しい注射針に取り替えるなど対応してください。
  • 1本のこの薬を複数の人で使用しないでください。
  • カートリッジに濁りや黄変を認めた場合は使用しないでください。
  • 注射量が1回に設定できる量を超える場合は、複数回に分けて注射してください。
  • 注射し忘れた場合は、あらかじめ定めた注射日から3日以内であれば気づいた時点で注射し、その後はあらかじめ定めた曜日に注射してください。注射予定日から3日を超えていれば注射せず、次のあらかじめ定めた曜日に注射してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は医師や薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、注射するのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 定期的に血清インスリン様成長因子(IGF-I)濃度の検査が行われます。
  • この薬の使用により、インスリン感受性が低下することがありますので、定期的に血糖値、HbA1cなどの検査が行われます。
  • 定期的に甲状腺機能の検査が行われます。甲状腺機能低下症(疲れやすい、まぶたが腫れぼったい、寒がり、体重増加、いつも眠たい、便秘、かすれ声、脱毛)があらわれた場合、もしくは悪化した場合には適切な治療が行われます。
  • 頭蓋内圧亢進(けいれん、意識の低下、頭痛、嘔吐)の症状が悪化または再発する可能性があります。視覚異常、頭痛、吐き気または嘔吐が認められた場合は、この薬を中止するか、量を減量し、また眼底検査が行われることがあります。
  • 副作用 主な副作用として、注射部位反応(痛み、紅斑、かゆみ、腫れなど)、四肢痛、貧血、頭痛、食欲亢進、特発性じんま疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 筋肉が発作的に収縮する [けいれん]
  • 発汗、体重減少、脈拍数の増加 [甲状腺機能亢進症]
  • 全身の著明なむくみ、尿量減少、呼吸困難 [ネフローゼ症候群]
  • 口渇、多量の水を飲む、疲れやすい [糖尿病]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、凍結を避けて、冷蔵庫など(2~8℃)で保管してください。
  • 使用開始後は、ペンキャップをして冷蔵庫など(2~8℃)で保存し、使用開始から4週間以内に使用してください。薬がなくなった場合、および使用期限を越えた場合は使用しないでください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 使用済みの針および薬については、専用のごみ箱に入れ、医療機関の指示どおりに廃棄してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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