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ソグルーヤ皮下注10mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ソグルーヤ皮下注10mg
主成分 ソマプシタン(遺伝子組換え)
分類名称 脳下垂体ホルモン剤
剤形 微粒子を認めない澄明~僅かに濁った無色~微黄色の注射剤
商品画像
製薬会社 ノボノルディスクファーマ株式会社
効能 筋肉や骨組織の成長を刺激し、体組成(体脂肪量の減少、除脂肪体重の増加)および代謝作用を正常化します。
通常、成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)の治療に使用されます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。悪性腫瘍がある。糖尿病を患っている、耐糖能に異常のあるまたは糖尿病の危険因子を持つ(肥満、血縁に糖尿病の人がいる人など)、脳腫瘍を経験したことがある、心臓に障害のある、腎臓に障害のある、肝臓に障害のある
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、開始用量として1.5mgを1週間に1回、皮下に注射します。なお、開始用量は、年齢、性別、合併症などの状態に応じて適宜増減されます。その後は、臨床症状および血清インスリン様成長因子-I(IGF-I)濃度などの検査所見に応じて適宜増減されますが、1回に8.0mgを超えてはいけません。本剤は1カートリッジ(1.5mL)中に主成分10mgを含みます。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 60歳を超える方は1.0mg、経口エストロゲンを服用中の方は2.0mgを目安に注射を開始します。肝臓に中等度の障害のある人は、低用量から注射を開始するなど、慎重に注射量が決められます。
  • この薬は週1回、同一曜日に注射してください。
  • 注射にあたっては必ず添付の取扱説明書を読んでください。
  • 使用量が1回に設定できる量を超える場合は、複数回に分けて注射してください。1回の最大設定量は4mgです。
  • 皮下注射は、大腿、腹部などに行い、毎回注射箇所を変更し、同一部位に短期間内に繰り返し注射しないでください。
  • 注射を忘れた場合は、あらかじめ定めた注射日から3日以内であれば、気づいた時点で直ちに注射し、その後はあらかじめ定めた曜日に注射してください。注射日から3日を超えていれば注射せず、次のあらかじめ定めた曜日に注射してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、注射を止めないでください。
  • 生活上の注意
  • この薬の使用により、インスリン感受性が低下することがありますので、定期的に血糖値、HbA1cなどの検査が行われます。また糖尿病の人は、糖尿病網膜症などの糖尿病に伴う病気の状態が定期的に確認されます。視力の低下、視野が狭くなる、視野の中に見えない部分がある、物がゆがんで見えるなどの症状があらわれた場合は、医師に相談してください。
  • この薬の使用により、浮腫(体重が増える、体のむくみ、目が腫れぼったい)、関節痛(関節の痛み、痛みで関節が動かしにくい)などがあらわれた場合は、医師に相談してください。
  • この薬の使用により、甲状腺機能が低下したり悪化することがありますので、甲状腺関連の症状(体がだるい、動作やしゃべり方が遅い、むくみ、寒がりになるなど)があらわれた場合は、医師に連絡してください。この薬を使用している間は定期的に甲状腺機能検査が行われます。
  • この薬の使用により、良性頭蓋内圧亢進の症状が悪化または再発することがありますので、視覚異常(色が変化して見えるなど)、頭痛、悪心(吐き気)または嘔吐(おうと)などの症状があらわれた場合は、医師に連絡してください。医師の判断で、使用の中止もしくは注射量が減らされるとともに、眼底検査が行われることがあります。
  • 妊婦または妊娠している可能性がある人はこの薬を使用することはできません。
  • 副作用 主な副作用として、頭痛、関節痛、末梢性浮腫、上咽頭炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 動悸、脈が速くなる、手指のふるえ、体重減少、汗をかきやすい、イライラする、微熱 [甲状腺機能亢進症]
  • 体がだるい、体重減少、喉が渇く、水を多く飲む、尿量が増える [糖尿病]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、冷蔵庫(2~8℃)に入れ、凍結を避けて保管してください。
  • 使用開始後は、冷蔵庫で保管し、6週間以内に使用してください。
  • 冷蔵庫で保管ができない場合は、使用開始前または使用開始後にかかわらず、一時的に室温(30℃以下)にて、通算3日間(72時間)まで保管することもできます。
  • キャップなどにより光を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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