お薬検索

ビンゼレックス皮下注160mgオートインジェクター

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ビンゼレックス皮下注160mgオートインジェクター
主成分 ビメキズマブ(遺伝子組換え)
分類名称 他に分類されない代謝性医薬品
剤形 注射剤
商品画像
製薬会社 ユーシービージャパン株式会社
効能 乾癬の主要な原因物質の一つと考えられているIL(インターロイキン)-17Aおよび17Fの働きを抑えることにより、症状を改善します。
通常、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症またはその疑いがある。活動性結核がある、結核の既往またはその疑いがある、炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎)がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症:通常、成人は1回にオートインジェクター2本(主成分として320mg)を初回から16週後までは4週間の間隔で、以降は8週間の間隔で皮下に注射します。状態に応じて16週以降も4週間の間隔で皮下注射することがあります。
    乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎:通常、成人は1回にオートインジェクター1本(主成分として160mg)を4週間の間隔で皮下に注射します。
    必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 症状を見ながら使用期間を決めていきます。
  • 自己注射は、4週間の間隔で注射する場合のみ、医師の管理指導のもとで適用されます。
  • 注射をする前に冷蔵庫から取り出し、箱のまま30分以上平らな面に置き、室温に戻してください。
  • 薬液が変色している場合は使用しないでください(本来は、無色、淡い褐黄色の澄明、またはわずかに濁りのある淡い褐黄色です)。
  • 内容物中に明らかな粒子や混濁が認められる場合には使用しないでください。
  • 注射をする部位はお腹、太もも、上腕部です。患者さんご自身で注射される場合は、お腹か両太ももに注射してください。ご家族の方が注射する場合は、上腕部も可能です。
  • 前回とは違う箇所に注射してください。1本目と2本目の注射箇所は少なくとも3cm離してください。
  • 腹部に注射する際はへその周り5cm以内は避けてください。
  • 皮膚に痛みや赤みがあったり、ケガをしていたり、硬くなっている部位は避けてください。
  • 注射し忘れた場合は、医師に連絡をとり、指示を受けてください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、注射するのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 使用中は結核感染に注意するため、定期的に胸部X線検査などの検査が行われます。また、結核を疑う症状(咳が続く、体重が減る、発熱など)があらわれた場合には、ただちに担当の医師に連絡してください。
  • 感染症を防ぐため、日頃からうがいや手洗いを行い、規則正しい生活を心がけてください。発熱、倦怠感などがあらわれた場合には、速やかに医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、口腔カンジダ症、上気道感染、鼻咽頭炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、寒気、体がだるい [重篤な感染症]
  • 突然の高熱、寒気、喉の痛み [好中球数減少]
  • 発熱、腹痛、慢性下痢 [炎症性腸疾患]
  • 寒気、ふらふら感、発汗 [重篤な過敏症反応]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、箱のまま2~8℃(冷蔵庫)で保管してください。外箱開封後は遮光してください。
  • 一度使用した注射器は再使用できません。使用済みの注射器は、専用の廃棄袋に入れ、医療機関の指示どおりに廃棄してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 生ワクチンの接種により感染するおそれがありますので、生ワクチンは接種できません。予防接種を受ける場合には、事前に必ず担当の医師に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 他に分類されない代謝性医薬品
    同じ成分の薬を探す ビメキズマブ(遺伝子組換え)
    同じ製薬会社の薬を探す ユーシービージャパン株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。