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エムガルティ皮下注120mgオートインジェクター

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 エムガルティ皮下注120mgオートインジェクター
主成分 ガルカネズマブ(遺伝子組換え)
分類名称 その他の中枢神経系用薬
剤形 注射剤
商品画像
製薬会社 日本イーライリリー株式会社
効能 片頭痛の症状を引き起こす原因の一つであるカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)に結合し、その生理活性を阻害することにより、片頭痛発作の発症を抑えます。
通常、片頭痛発作の発症抑制に用いられます。起こってしまった片頭痛発作を改善する薬ではありません。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は、初回に2本を、以降は1ヵ月間隔で1本を皮下に注射します。必ず指示された注射方法に従ってください。
  • 治療開始後、適切に注射できると医師が判断した場合は、自己注射が可能です。
  • 効果をみながら継続するかどうかを決めていきます。
  • 1回にオートインジェクターの全量を使用してください。
  • 注射30分前に冷蔵庫から取り出し、直射日光を避け、室温に戻してから使用してください。
  • 薬液は無色透明か、わずかに黄色がかっています。薬液が濁っている、変色している、または異物が混入している場合には使用しないでください。
  • 皮膚に傷や赤みのある部位には注射しないでください。へその周辺(5cm以内)には注射しないでください。
  • 注射する部位はお腹(腹部)、太もも(大腿部)、二の腕(上腕部)の外側またはお尻です。注射部位は、医療従事者にご相談のうえ、適切な部位を選んでください。なお、注射箇所は毎回変えて注射してください。
  • 皮下注射をした場所はもまないようにしてください。
  • 注射し忘れた場合は、気がついたときに1回分を注射し、その日から1ヵ月後を次の注射日としてください。注射予定日を大きく過ぎてしまった場合は、医師または薬剤師に連絡し、指示を受けてください。2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は、医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、注射するのを止めないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、注射部位の症状(痛み、紅斑、かゆみなど)などが報告されています。
    異常が認められたら中止すべき副作用として、重篤な過敏症反応が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、蕁麻疹、口唇周囲のはれ、息苦しい [重篤な過敏症反応]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、凍結を避けて、2~8℃で保管してください。
  • 凍結した場合や薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 使用済みのオートインジェクターを再使用しないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
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