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インスリンリスプロBS注100単位/mLHU「サノフィ」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 インスリンリスプロBS注100単位/mLHU「サノフィ」
主成分 インスリンリスプロ(遺伝子組み換え)[インスリンリスプロ後続1]
分類名称 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む)
剤形 無色透明の注射剤
商品画像
製薬会社 サノフィ・アベンティス株式会社
効能 ヒトインスリンのアナログ(アミノ酸配列が異なるインスリン)で、細胞内への糖の取り込み、肝臓での糖新生の抑制、および肝臓、筋肉におけるグリコーゲン合成の促進作用などにより血糖値を下げます。
通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。低血糖症状、下痢や嘔吐などの胃腸障害、風邪などで食事が十分摂取できていない。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回主成分として2~20単位を毎食直前に皮下注射しますが、持続型インスリン製剤を併用したり、ときに注射回数を増やすことがあります。注射量は、症状および検査所見に応じて適宜増減されますが、持続型インスリン製剤を含めた維持量は通常1日4~100単位です。必要に応じ持続皮下注入ポンプが用いられます。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 必ず食直前(15分以内)に皮下注射してください。
  • 腹部、大腿部、上腕部、臀部などに皮下注射しますが、注射部位により吸収速度が異なるので部位を決め、その中で注射場所を毎回変えてください。前回の注射場所より2~3cm離し、静脈を避けて注射してください。
  • 注射を忘れた場合は医師に相談してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合はすぐに医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で注射を止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 指示された食事療法・運動療法をきちんと守ってください。
  • 高所での作業や自動車の運転など、危険を伴う作業に従事しているときに低血糖を起こすと、事故につながるおそれがありますので、特に注意してください。
  • 食事を摂らなかったり、激しい運動をすると、低血糖を起しやすく、低血糖が続くと死亡事故につながることがあります。
  • 低血糖の予防と処置法(症状がみられたら直ちに砂糖、ジュースなどを補給する)に十分注意し、必ず家族やまわりの方に知らせておいてください。
  • 副作用 主な副作用として、低血糖、注射部位の局所反応(腫れ、かゆみ、痛み、発赤)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 高度な空腹感、脱力感、振戦(手足の震え) [低血糖]
  • 呼吸困難、発汗、全身の発疹 [アナフィラキシーショック]
  • まぶた・口唇の腫れ、呼吸困難 [血管神経性浮腫]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで保管してください。
  • 使用開始前は、凍結を避け、2~8℃(冷蔵庫など)で遮光して保管してください。
  • 使用開始後は、冷蔵庫で保管できない場合は、遮光して30℃以下で保管してください。
  • 使用開始後は、28日以内に使用してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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