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エピペン注射液0.15mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 エピペン注射液0.15mg
主成分 アドレナリン
分類名称 副腎ホルモン剤
剤形 無色澄明の注射剤
商品画像
製薬会社 ヴィアトリス製薬株式会社
効能 交感神経のα、β受容体に作用し、強心作用、血圧上昇作用を示します。また、気管支を拡張させて呼吸量を増加させます。
通常、蜂毒、食物および薬物などに起因するアナフィラキシー反応に対する補助治療に用いられます。蜂刺され、食物、薬物などによるアレルギーを治すものではありません。緊急時の治療の補助をするものであり、注射後は、直ちに医師の診療を受けてください。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。動脈硬化症、甲状腺機能亢進症、糖尿病、不整脈、精神神経症、コカイン中毒、体重が15kg未満である。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、主成分として0.01mg/kgが推奨用量です。体重を考慮して、主成分0.15mgまたは0.3mgを筋肉内に注射します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 使用時まで青色の安全キャップは取り外さないでください。
    この注射を行うタイミングは、一般的に、急なアレルギー反応(アナフィラキシーなど)の兆しや症状を感じたときですが、具体的な注射方法などについては、医師におたずねください。
    本剤は一度注射すると、再度注射しても薬液が放出しない仕組みとなっているので、同一の製剤を用いて二度注射しないでください。
    指示された指導・注意を守り、日頃から使用方法などを練習しておいてください。
  • 誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、動悸、頭痛、めまい、不安、振戦、過敏症状、吐き気・嘔吐、熱感、発汗などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 体動時の動悸、呼吸困難、起坐呼吸 [肺水腫]
  • 呼吸をしにくい [呼吸困難]
  • 脈拍数の増加、不整脈、動悸 [心停止]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • この薬剤は光で分解しやすいため、冷所または日光の当たる高温下を避け、携帯用ケースで15~30℃の状態で保存してください。
  • この薬剤と携帯用ケースを落とさないように注意してください。落としてしまった場合は、破損やもれがないか確認してください。
  • 有効期限に注意してください。また、薬液が変色していたり、沈殿物がみつかったりした場合には使用しないでください。
  • 飛行機内に持ち込む場合は、所持品検査時のトラブルを避けるため、予約時に持ち込む旨連絡することをお奨めします。
  • 危険ですので、絶対に分解をしないでください。
  • 本剤を使用した場合あるいは使用する必要がなくなった場合には、医療機関などへ本剤を提出してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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