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エストラジオール錠0.5mg「F」[生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 エストラジオール錠0.5mg「F」[生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期]
主成分 エストラジオール
分類名称 卵胞ホルモン及び黄体ホルモン剤
剤形 明るい灰黄色の錠剤、直径6mm、厚さ2.85mm
商品画像
製薬会社 富士製薬工業株式会社
効能 卵胞ホルモンの一種で、黄体ホルモンと組み合わせて服用し、その後中止することにより卵胞ホルモンと黄体ホルモンの血中濃度が急激に低下します。これにより子宮内膜がはがれ、月経様出血が生じることで、調節卵巣刺激の開始時期を調整できます。
また、凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期では、この薬によって子宮内膜を厚くさせた後、黄体ホルモン剤を併用すると妊娠の成立や維持が可能な子宮内膜が作られます。
通常、生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。エストロゲン依存性の腫瘍(乳癌、子宮内膜癌など)およびその疑い、未治療の子宮内膜増殖症、乳癌の既往歴、血栓性静脈炎や肺塞栓症またはその既往歴、動脈性の血栓塞栓疾患(冠動脈性心疾患、脳卒中など)またはその既往歴、肝障害、診断の確定していない異常性器出血がある。
  • 妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整:通常、1回1錠または2錠(主成分として0.5mgまたは1mg)を1日1回、21~28日間服用します。その服用期間の後半に黄体ホルモン剤を併用します。
    凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期:通常、1日1錠~9錠(主成分として0.5mg~4.5mg)を服用します。子宮内膜が十分な厚さになった時点で黄体ホルモン剤の併用を開始して、妊娠8週までこの薬の服用を継続します。1回の服用量は4錠(主成分として2mg)を超えないでください。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときに1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 体を動かせない状態となった場合、顕著な血圧上昇が見られた場合には、すぐに医師に相談してください。
  • セイヨウオトギリソウは薬の血中濃度を下げ、作用が弱まるおそれがあるので、これを含む食品はできるだけ避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、性器分泌物、乳房不快感、腹痛、性器出血、腹部膨満、乳頭痛、乳房痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 脚の痛み・浮腫、突然息苦しくなる、手足のまひなど [静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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