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レナリドミドカプセル2.5mg「サワイ」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 レナリドミドカプセル2.5mg「サワイ」
主成分 レナリドミド
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 青緑色不透明/白色~灰黄白色不透明のカプセル剤、長さ14.2mm
商品画像
製薬会社 沢井製薬株式会社
効能 サイトカイン産生調節作用、造血器腫瘍細胞に対する増殖抑制作用、血管新生阻害作用などの様々な作用が総合的に働いて、病気の進行を抑えます。また、染色体異常を有する造血幹細胞の増殖を抑制し、減少した正常な血液細胞を増やします。
通常、多発性骨髄腫、5番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎機能障害、深部静脈血栓症のリスクがある、骨髄抑制、B型肝炎ウイルスキャリアまたはその既往歴、臓器移植歴や造血幹細胞移植歴
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 多発性骨髄腫:通常、成人はデキサメタゾンと併用し、1回10カプセル(主成分として25mg)を1日1回21日間服用した後、7日間休薬します。これを1サイクルとして服用を繰り返します。
    5番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群:通常、成人は1回4カプセル(主成分として10mg)を1日1回21日間服用した後、7日間休薬します。これを1サイクルとして服用を繰り返します。
    いずれの場合も、状態により適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飛散事故を防ぐため、カプセルは噛み砕いたり、開けて服用しないでください。
  • 飲み忘れに気づいたのが、いつも飲む時間から12時間以内の場合は、飲み忘れた分を飲んでください。12時間を越えている場合は、その分は飲まず、翌日からいつもの量をいつもの時間に飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 胎児への薬剤曝露を避けるため、レナリドミド・ポマリドミド適正管理手順(レブメイト/RevMate)を必ず遵守してください。
  • 催奇形性(胎児に奇形を生じること)が現れる可能性があります。妊娠する可能性のある女性の場合は、服用開始前に妊娠検査を行い、服用開始4週間前から服用中止後4週間まで、男女ともに確実な方法で避妊をし、服用中は4週間を超えない間隔で定期的に妊娠検査を受けてください(なお、避妊法は100%回避できるわけではありません。性交渉をしないことが確実な回避方法です)。
  • この薬は精液中に移行するので、男性の場合は服用開始から服用終了4週間後まで、必ず避妊し、パートナーが妊娠している場合、性交渉を完全に控えてください。
  • この薬の服用開始から服用終了4週間後までは、献血または精子・精液の提供、授乳はできません。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳を中止してください。
  • 疲労、めまい、傾眠、霧視、錯乱があらわれることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作はしないようにしてください。
  • 副作用 主な副作用として、便秘、疲労、下痢、かゆみ、発疹、貧血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 急激な手足の腫れ・痛み・しびれ・発赤、呼吸困難、胸痛 [深部静脈血栓症、肺塞栓症]
  • しびれ、頭痛、言語障害 [脳梗塞、一過性脳虚血発作]
  • 全身倦怠感、発熱、出血傾向 [骨髄抑制]
  • 意識障害、認知障害、麻痺症状(片側または両側の手足のまひ)、言語障害 [進行性多巣性白質脳症]
  • 発熱、皮膚・粘膜が赤く腫れて発疹や水ぶくれができる、眼球結膜の充血 [皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症]
  • 呼吸困難、まぶた・口唇・舌の腫れ、蕁麻疹 [過敏症]
  • 発熱、咳嗽、呼吸困難 [間質性肺疾患]
  • 急激な前胸部の圧迫感、息苦しさ、失神 [心筋梗塞、心不全、不整脈]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 保管には十分に注意し、紛失しないようにしてください。紛失した場合は、直ちに処方・調剤を受けた病院にご連絡ください。また、家族や他人(あなたと同じ症状の方でも)と共有したり譲り渡したりしないでください。
  • この薬は医療機関から配布される専用のレブメイトキットに保管することができます。
  • 飲み忘れた薬がある場合、次回通院時に飲み忘れた薬の数をお知らせください。医師と薬剤師が残薬数を確認します。
  • 薬が残った場合、保管しないで、必ず受け取った薬局または医療機関へ持参し、医師または薬剤師に返却してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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