お薬検索

ベリナート皮下注用2000

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ベリナート皮下注用2000
主成分 乾燥濃縮人C1-インアクチベーター
分類名称 血液製剤類
剤形 注射剤
商品画像
製薬会社 CSLベーリング株式会社
効能 血液中に不足しているC1-インアクチベーターを補充することにより、浮腫などの急性発作の発症を抑制します。
通常、遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制に用いられます。遺伝性血管性浮腫の急性発作時に使用する薬ではありません。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。貧血がある。免疫力が落ちて感染症にかかりやすい、長引く、くり返すなど、細菌やウイルスに対する抵抗力が落ちている。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、1回体重1kgあたり60国際単位を週に2回、皮下に注射します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 注射し忘れた場合は医師または薬剤師に相談してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、使うのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 他院や他科に受診の際は、この薬の使用を医師、薬剤師に伝えてください。
  • 副作用 主な副作用として、注射部位反応(紅斑、痛み、内出血、硬結、腫れ、出血、血腫、かゆみ、発疹)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、血圧低下、蕁麻疹 [ショック、アナフィラキシー]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、凍結を避けて30℃以下で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 使用済みの針および注射器などは、医療機関の指示どおりに廃棄してください。
  • 血液を原料とした製剤であることから、感染症を防止するために原料血漿の検査やウイルスの不活化・除去処理をおこなっていますが、ウイルス感染、プリオン感染の可能性を完全に否定することはできません。現在までにこの薬剤が原因とされる感染は報告されていません。
  • この薬を使うときは、病院で氏名、住所を記録し20年間保存します。この記録は、調査上必要と認められた場合医薬品会社などへ提供することがあります。
  • 同じ薬効の薬を探す 血液製剤類
    同じ成分の薬を探す 乾燥濃縮人C1-インアクチベーター
    同じ製薬会社の薬を探す CSLベーリング株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。