お薬検索

エソメプラゾールカプセル10mg「サワイ」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 エソメプラゾールカプセル10mg「サワイ」
主成分 エソメプラゾールマグネシウム水和物
分類名称 消化性潰瘍用剤
剤形 灰紫色/うすい黄色のカプセル剤、長さ11.3mm
商品画像
製薬会社 沢井製薬株式会社
効能 胃酸分泌の最終過程であるプロトンポンプに作用し、胃酸分泌を抑制します。また、胃酸分泌を抑制し胃内のpHを上昇させることにより、抗菌薬の抗菌作用を高めます。
通常、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症、Zollinger-Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制に用いられます。また、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群:通常、成人は1回2カプセル(エソメプラゾールとして20mg)を1日1回服用します。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの服用とします。
    通常、1歳以上の幼児および小児は、体重20kg未満では1回1カプセル(10mg)を、体重20kg以上では症状に応じて1回1~2カプセル(10~20mg)を1日1回服用します。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの服用とします。
    逆流性食道炎:通常、成人は1回2カプセル(エソメプラゾールとして20mg)を1日1回服用します。なお、通常、8週間までの服用とします。さらに、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法では、1回1~2カプセル(10~20mg)を1日1回服用します。
    通常、1歳以上の幼児および小児は、体重20kg未満では1回1カプセル(10mg)を、体重20kg以上では症状に応じて1回1~2カプセル(10~20mg)を1日1回服用します。なお、通常、8週間までの服用とします。
    非びらん性胃食道逆流症:通常、成人は1回1カプセル(エソメプラゾールとして10mg)を1日1回服用します。なお、通常、4週間までの服用とします。
    通常、1歳以上の幼児および小児は1回1カプセル(10mg)を1日1回服用します。なお、通常、4週間までの服用とします。
    非ステロイド性抗炎症薬・低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制:通常、成人は1回2カプセル(エソメプラゾールとして20mg)を1日1回服用します。
    ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
    :通常、成人は1回2カプセル(エソメプラゾールとして20mg)、アモキシシリン水和物750mg(力価)およびクラリスロマイシン200~400mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間服用します。この除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人は1回2カプセル(20mg)、アモキシシリン水和物750mg(力価)およびメトロニダゾール250mgの3剤を同時に1日2回、7日間服用します。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)により薬の作用が弱められることがありますので、セイヨウオトギリソウ含有食品は控えてください。
  • 副作用 主な副作用として、下痢、軟便、味覚異常、腹痛、腹部膨満感、発疹、光線過敏、肝機能異常、貧血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • めまい、呼吸困難、全身のかゆみを伴った発赤 [ショック、アナフィラキシー]
  • 全身倦怠感、発熱、出血傾向 [汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全]
  • 発熱、皮膚・粘膜が赤く腫れて発疹や水ぶくれができる、眼球結膜の充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 咳嗽、呼吸困難、発熱 [間質性肺炎]
  • 発熱、発疹、関節の痛み、尿量減少 [間質性腎炎、急性腎障害]
  • 筋肉痛、脱力感、赤褐色尿 [横紋筋融解症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 消化性潰瘍用剤
    同じ成分の薬を探す エソメプラゾールマグネシウム水和物
    同じ製薬会社の薬を探す 沢井製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。