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イグザレルトドライシロップ小児用51.7mg[静脈血栓塞栓症の治療および再発抑制]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 イグザレルトドライシロップ小児用51.7mg[静脈血栓塞栓症の治療および再発抑制]
主成分 リバーロキサバン
分類名称 血液凝固阻止剤
剤形 白色の顆粒、懸濁して用いるシロップ剤
商品画像
製薬会社 バイエル薬品株式会社
効能 血液凝固第Xa因子を阻害することで、血液が固まる働きを抑えます。血液が固まりやすくなっている状態を改善し、血栓が血管に詰まって生じる疾患(血栓塞栓症)を治療または予防します。
通常、小児の静脈血栓塞栓症の治療および再発抑制に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。出血している(頭蓋内出血、消化管出血など)。肝障害、腎障害、急性細菌性心内膜炎がある。出血する危険性が高い(消化管潰瘍発症後または頭蓋内出血発症後日が浅い。脳脊髄や眼の手術後日が浅い。胃潰瘍や十二指腸潰瘍、気管支拡張症または肺出血の既往、脊髄もしくは脳における血管異常、悪性腫瘍、血管性網膜症、コントロールできない高血圧症、出血性疾患、止血障害、凝固障害があるなど)。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 体重2.6kg以上12kg未満の小児:通常、主成分として1回0.8mg~3.0mgを1日3回、空腹時を避けて約8時間おきに服用します。
    体重12kg以上30kg未満の小児:通常、主成分として1回5mgを1日2回、空腹時を避けて約12時間おきに服用します。
    体重30kg以上の小児:通常、主成分として1回15mgを1日1回、空腹時を避けて約24時間おきに服用します。
    本剤は懸濁して用いるシロップ剤であり、懸濁液1mL中に主成分1mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 本剤をシロップ剤にする前の粉末のまま服用しないでください。本剤の容器(51.7mg入り瓶)に水50mLを加え、均一に懸濁されるまで60秒以上振り混ぜて調製します。
  • 服用前に調製後のシロップ剤を約10秒間振った後、正確に1回量を量りとり服用してください。なお、服用量に応じて適切な計量用ピペットを使用してください。
  • 1日1回服用時に飲み忘れた場合は、同日中であれば気づいた時点ですぐに1回分を飲んでください。同日の服用ができない場合は、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
    1日2回服用時に1回目を飲み忘れた場合は、気づいた時点ですぐに1回分を服用するか、2回目に2回分を飲んでください。2回目の服用を忘れた場合は、同日であれば気づいた時点ですぐに1回分を服用してください。
    1日3回投与時に服用を忘れた場合は、忘れた分は服用せず、次に飲む時間から服用を再開してください。
    いずれの場合も、翌日からは決められた1日1回、2回または3回の服用を行ってください。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 歯の治療、内視鏡検査や手術などを受ける場合には、必ず事前にこの薬を服用中であることを医師に伝えてください。他の医療機関で治療を受ける場合や、薬局などで他の薬を購入する場合には、この薬を服用中であることを、医師、薬剤師に伝えてください。
  • この薬を服用中は、けがをしないように注意してください。出血した場合、血が止まりにくくなっています。出血が長引く場合やけがの範囲が大きい場合は、すぐに医師に連絡してください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)はこの薬の作用を弱めますので、これを含む食品は控えてください。
  • 副作用 主な副作用として、鼻血、歯肉出血、結膜出血、血尿、貧血、挫傷などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 吐き気、嘔吐、頭痛 [出血(消化管出血、頭蓋内出血など)]
  • 吐き気、からだがだるい、白目や皮膚が黄色くなる [肝機能障害・黄疸]
  • から咳、血の混じった痰、息苦しい、息切れ、発熱 [間質性肺疾患]
  • 鼻血、歯ぐきからの出血、あおあざができやすい、出血が止まりにくい [血小板減少]
  • 尿量が減る、尿が赤みを帯びる、むくみ、体がだるい [急性腎障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。調製後のシロップ剤は、他の容器に移し替えたりせず、光、凍結を避けて30℃以下で保管してください。
  • 調製後のシロップ剤は調製日から14日以内に使用し、残液および容器は保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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