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ベレキシブル錠80mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ベレキシブル錠80mg
主成分 チラブルチニブ塩酸塩
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 黄色の錠剤、長径約12.3mm、短径約5.3mm、厚さ約3.9mm
商品画像
製薬会社 小野薬品工業株式会社
効能 ブルトン型チロシンキナーゼの酵素活性を阻害することにより、B細胞性腫瘍の増殖を抑制します。
通常、再発または難治性の中枢神経系原発リンパ腫、原発性マクログロブリン血症およびリンパ形質細胞リンパ腫の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症にかかっている。骨髄機能が低下(貧血症状、発熱、出血傾向を認める)している。B型肝炎またはその既往歴がある。肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回6錠(チラブルチニブとして480mg)を1日1回空腹時に服用します。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間は、この薬の服用を避けてください。状態により適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気づいた時に空腹時に1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は飲み忘れた分をとばして、次の日に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 妊娠する可能性がある女性は、この薬を使用している間および最終使用後から2日間は避妊してください。
  • 出血のリスクが高まる可能性がありますので、手術(抜歯など歯科手術も含む)を受ける予定のある場合は医師または薬剤師にご相談ください。
  • 副作用 主な副作用として、吐き気、口内炎、便秘、発疹、斑状丘疹状皮疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 皮下出血、鼻血、歯ぐきの出血 [出血]
  • かぜのような症状、全身倦怠感、発熱、嘔吐 [感染症]
  • 全身の赤い斑点と破れやすい水ぶくれ、赤い発疹、中央にむくみをともなった赤い斑点、発熱 [重度の皮膚障害]
  • 発熱、出血しやすい、疲れやすい、息切れ [骨髄抑制]
  • 発熱、寒気、ふらふら感 [過敏症]
  • 発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺疾患]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 吸湿性がありますので、アルミピロー(アルミ包装)開封後は湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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