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ビベスピエアロスフィア120吸入

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ビベスピエアロスフィア120吸入
主成分 グリコピロニウム臭化物、ホルモテロールフマル酸塩水和物
分類名称 気管支拡張剤
剤形 吸入剤
商品画像
製薬会社 アストラゼネカ株式会社
効能 気道の収縮を抑える長時間作用型のムスカリン受容体拮抗薬と、持続的に気管支を広げる長時間作用型の気管支拡張薬の配合吸入薬です。
通常、慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の治療に用いられ、長期管理を目的として使用されます。急な症状の悪化を速やかに鎮める薬ではありません。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。閉塞隅角緑内障がある。前立腺肥大などによる排尿障害がある。心血管障害、甲状腺機能亢進症、高血圧、糖尿病、低カリウム血症、腎機能障害、肝機能障害、気管支喘息がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回2吸入を1日2回吸入します。必ず指示された吸入方法、吸入回数に従ってください。
  • なるべく同じ時間帯に吸入してください。
  • 使用説明書「ビベスピエアロスフィア120吸入を使用される患者さんへ」をよく読んで使用してください。
  • 使用開始する直前にアルミ袋を開封してください。
  • よく振ってから使用してください。
  • 開封時、小窓には初回の空噴霧分および、洗浄後の空噴霧分を含めて表示しているため、矢印が「120」よりも右側を指しています。使用を続けると赤い印が見えてきます。赤い印が中央付近に近づく前に、新しい吸入器をご準備ください。「0」が小窓の中央付近に表示され、それ以上進まなくなったら、新しい吸入器に取りかえてください。
    小窓の表示はおおよその残りの吸入回数が示されています。小窓に表示される数字は20きざみで、10回噴霧ごとに10進みます。
  • 吸入を忘れた場合は気がついたときに1回分(2吸入)を吸入してください。ただし、次に吸入する時間が近い場合は、1回分をとばし、次の通常の吸入の時間に1回分を吸入してください。2回分を一度に吸入してはいけません。
  • 誤って多く吸入した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 治療中に慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の症状に変化を感じたら医師に相談してください。また、症状が改善しても、医師の指示なしに、吸入回数を変更したり、中止したりしないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、呼吸困難、咳嗽、口内乾燥、浮動性めまい、振戦などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 動悸、めまい、失神(気を失う) [心房細動]
  • 脱力感、呼吸困難、口渇 [重篤な血清カリウム値の低下]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 週に1度、アクチュエーターを洗浄してください。洗浄方法については「ビベスピエアロスフィア120吸入を使用される患者さんへ」を読んでください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 缶は空になっても壊したり、穴を開けたり火中に投じないでください。ただし、地方自治体により定められた缶の廃棄処理法に従ってください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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