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ローブレナ錠100mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ローブレナ錠100mg
主成分 ロルラチニブ
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 暗い淡紅色の錠剤、長径17.0mm、短径8.5mm、厚さ約5.4mm
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)融合タンパクの作用を阻害することで、腫瘍細胞の増殖を抑制することにより抗腫瘍効果を示します。
通常、ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。間質性肺疾患またはその既往歴、QT間隔延長のおそれまたはその既往歴、腎機能障害、肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1錠(主成分として100mg)を1日1回服用します。状態により適宜減量されることがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、次の服用時間まで4時間以上の場合は、1回分を飲んで次回は通常どおりの時間に飲んでください。次の服用時間まで4時間未満の場合は、飲み忘れた分は飲まずにとばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 間質性肺疾患があらわれることがありますので、胸部CT検査などが行われます。また、必要に応じて、肺の機能検査なども行われることがあります。
  • QT間隔延長があらわれることがありますので、この薬の使用前および使用中は定期的に心電図検査および電解質検査と、脈拍や血圧の測定が行われます。
  • 指定された日時に検査を受けてください。
  • 妊娠可能な女性およびパートナーが妊娠する可能性のある男性は、この薬を使用している間および使用終了後一定期間は適切な避妊をするようにしてください。
  • 副作用 主な副作用として、浮腫、末梢性ニューロパチー(感覚鈍麻、筋力低下など)、体重増加、認知障害、下痢、疲労などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 息切れ、呼吸困難、発熱 [間質性肺疾患]
  • 胸が痛い、失神、めまい [QT間隔延長]
  • 記憶障害・物忘れ・注意力障害、言語障害、抑うつ・不安 [中枢神経系障害、精神障害]
  • 激しい上腹部の痛みまたは腰背部の痛み、発熱、吐き気 [膵炎]
  • 全身がだるい、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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