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ラモトリギン錠小児用5mg「サワイ」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ラモトリギン錠小児用5mg「サワイ」
主成分 ラモトリギン
分類名称 抗てんかん剤
剤形 白色の錠剤、長径8.0mm、短径4.0mm、厚さ2.6mm
商品画像
製薬会社 沢井製薬株式会社
効能 興奮性神経伝達物質(グルタミン酸)の遊離を抑制することにより、けいれん発作を起こしにくくします。
通常、部分発作、強直間代発作、Lennox-Gastaut症候群における全般発作に対する他の抗てんかん薬との併用療法、定型欠神発作に対する単剤療法に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 単剤療法(定型欠神発作):通常、小児は初めの2週間は1日体重1kgあたり主成分として0.3mgを1回または2回に分けて服用し、次の2週間は1日体重1kgあたり0.6mgを1回または2回に分けて服用します。その後1~2週間ごとに1日量として体重1kgあたり最大0.6mgずつ徐々に増量されます。維持用量は1日体重1kgあたり1~10mgを1回または2回に分けて服用します。症状により適宜増減されますが、増量は1週間以上の間隔で1日量として体重1kgあたり最大0.6mgずつ増量され、1日最大服用量は200mgまでとされています。
    バルプロ酸ナトリウムを併用:通常、小児は初めの2週間は1回体重1kgあたり主成分として0.15mgを1日1回服用し、次の2週間は1回体重1kgあたり0.3mgを1日1回服用します。その後1~2週間ごとに1日量として体重1kgあたり最大0.3mgずつ徐々に増量されます。維持用量は1日体重1kgあたり1~3mgを2回に分けて服用します。バルプロ酸ナトリウムに加えてフェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、プリミドン、リファンピシン、ロピナビル・リトナビル配合剤を服用している場合の維持用量は、1日体重1kgあたり1~5mgを2回に分けて服用します。1日最大服用量は200mgまでとされています。
    バルプロ酸ナトリウム以外の薬(フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、プリミドン、リファンピシン、ロピナビル・リトナビル配合剤)を併用:通常、小児は初めの2週間は1日体重1kgあたり主成分として0.6mgを2回に分けて服用し、次の2週間は1日体重1kgあたり1.2mgを2回に分けて服用します。その後1~2週間ごとに1日量として体重1kgあたり最大1.2mgずつ徐々に増量されます。維持用量は1日体重1kgあたり5~15mgを2回に分けて服用します。1日最大服用量は400mgまでとされています。
    バルプロ酸ナトリウム以外の薬(アリピプラゾール、オランザピン、ゾニサミド、ガバペンチン、シメチジン、トピラマート、プレガバリン、リチウム、レベチラセタム、ペランパネル、ラコサミド)を併用:通常、小児は初めの2週間は1回体重1kgあたり主成分として0.15mgを1日1回服用し、次の2週間は1回体重1kgあたり0.3mgを1日1回服用します。その後1~2週間ごとに1日量として体重1kgあたり最大0.3mgずつ徐々に増量されます。維持用量は1日体重1kgあたり1~3mgを2回に分けて服用します。1日最大服用量は200mgまでとされています。
    本剤は1錠中に主成分5mgを含む製剤です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 発疹や皮膚障害があらわれることがあります。患者さんやご家族の方は、十分に理解できるまで説明を受けてください。このような症状があらわれた場合は、すぐに医師に連絡してください。
  • 自殺念慮・攻撃性などの行動の変化があらわれることがありますので、医師と緊密に連絡を取り合ってください。
  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下があらわれることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作はしないようにしてください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、傾眠、めまい、頭痛、胃腸障害(吐き気・嘔吐、下痢など)、複視などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、皮膚・粘膜が赤く腫れて発疹や水ぶくれができる、眼球結膜の充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 発疹、発熱、リンパ節の腫れ [薬剤性過敏症症候群]
  • 貧血症状、出血傾向、発熱 [再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症]
  • 発熱、発疹、神経症状(意識の低下・けいれん・異常な行動) [血球貪食症候群]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝炎、肝機能障害および黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • [ご家族の方へ]自殺念慮・攻撃性などの行動の変化があらわれることがありますので、医師と緊密に連絡を取り合ってください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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