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レキサルティ錠2mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 レキサルティ錠2mg
主成分 ブレクスピプラゾール
分類名称 精神神経用剤
剤形 淡緑色の錠剤、直径6.1mm、厚さ2.7mm
商品画像
製薬会社 大塚製薬株式会社
効能 脳内の神経伝達物質であるセロトニンやドパミンなどの受容体に作用し、幻覚・妄想などの症状を抑え、不安定な精神状態を安定させるとともに、やる気がしない、何も興味が持てないといったような状態を改善させます。
通常、統合失調症、うつ病・うつ状態の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心・血管疾患、脳血管障害、低血圧、てんかんなどの痙攣性疾患またはその既往歴がある、糖尿病またはその既往歴や家族歴がある、自殺を図ったまたは思いめぐらせている。脳の器質的障害、衝動性が高い併存障害がある。腎臓または肝臓に病気がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 統合失調症:通常、成人は主成分として1回1mgを1日1回から服用を開始した後、4日以上の間隔をあけて増量し、1回1錠(2mg)を1日1回服用します。
    うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る):通常、成人は主成分として1回1mgを1日1回服用します。忍容性に問題がなく、効果不十分な場合に1日2mgに増量されることがあります。
    本剤は1錠中に主成分2mgを含有する製剤です。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れに気付いたらすぐに1回分を服用してください。ただし、次の服用時間が近い場合にはその時に服用せずに、次に服用する時間に1回分を服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、注意力、集中力、反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作はしないでください。
  • アルコール(飲酒)は薬の作用を強めることがありますので、注意してください。
  • 生活の破たんなどの社会的に不利な結果を招くにもかかわらず賭博(ギャンブル)を繰り返す、病的な性欲の亢進、過剰で無計画な買い物を繰り返す、暴食をするなど、衝動が抑えられない症状(衝動制御障害)があらわれることがあります。これらの症状があらわれた場合は、医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、アカシジア(じっとしていることができない)、体重増加、不眠、頭痛、傾眠、激越(感情や声が激しく高ぶった状態)、浮動性めまい、振戦(手足の震え)、錐体外路障害(筋肉のこわばり、手足の震えなど)、ジスキネジア、流延(よだれが出る)、高血圧、吐き気、便秘、食欲亢進、倦怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 急激な発熱、手足のふるえ、筋肉のこわばり [悪性症候群]
  • 舌を動かしたり、出し入れしたり、絶えず噛むような口の動き [遅発性ジスキネジア]
  • 吐き気・嘔吐、便がでない、お腹が張る [麻痺性イレウス]
  • 脱力感、筋肉の痛み、赤褐色尿 [横紋筋融解症]
  • のどが渇く、よく水を飲む、尿が多く出る [高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • [ご家族の方へ]患者さんに衝動制御障害(病的な賭博、病的な性欲亢進、過剰で無計画な買い物、暴食などの衝動的な行動を起こすこと)があらわれることがありますので、患者さんの言動に注意していただき、このような症状があらわれた場合は、医師に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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