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テモゾロミド錠100mg「NK」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 テモゾロミド錠100mg「NK」
主成分 テモゾロミド
分類名称 アルキル化剤
剤形 淡紅白色の錠剤、直径8.6mm、厚さ4.2mm
商品画像
製薬会社 日本化薬株式会社
効能 腫瘍細胞の増殖を抑え、抗がん作用を示します。
通常、悪性神経膠腫、再発または難治性のユーイング肉腫の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄機能抑制、感染症がある、肝炎ウィルスキャリアまたは既往感染者、水疱瘡、腎機能障害、肝機能障害がある。
  • 妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 初発の悪性神経膠腫:放射線療法と併用し、通常、成人は主成分として1回75mg/m2(体表面積あたり)を1日1回連日42日間服用し、4週間休薬します。その後、本剤単独にて、1回150mg/m2を1日1回連日5日間服用し、23日間休薬します。この28日を1クールとし、次クールでは1回200mg/m2に増量することがあります。
    再発の悪性神経膠腫:通常、成人は主成分として1回150mg/m2(体表面積あたり)を1日1回連日5日間服用し、23日間休薬します。この28日を1クールとし、次クールで1回200mg/m2に増量することがあります。
    再発または難治性のユーイング肉腫:イリノテカンと併用し、通常、主成分として1回100mg/m2を1日1回連日5日間服用し、16日間以上休薬します。これを1クールとし、服用を繰り返します。なお、状態により適宜減量することがあります。
    本剤は1錠中に主成分100mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 錠剤はかみ砕かずに十分量の水とともに飲んでください。
  • 吸収を高めるので、できるだけ空腹時に服用するようにしてください。食後では吸収率が低下します。
  • 服用後に嘔吐があらわれることがあります。その場合、錠剤が吐き出されたかどうかにかかわらず、嘔吐した当日中にもう一度この薬を飲んではいけません。
  • 飲み忘れに気づいた場合には、その薬は飲まずにとばして、次の決められた時間に次の薬を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 医師の指示を守って定期的に血液検査を受けてください。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳しないことが望ましいとされていますので、必ず医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、倦怠感、頭痛、貧血、吐き気、嘔吐、食欲不振、便秘、下痢、疲労、痙攣、脱毛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 貧血症状、発熱、出血傾向 [骨髄機能抑制]
  • 発熱、咳、痰 [ニューモシスチス肺炎、感染症]
  • 発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎]
  • 頭痛、嘔吐、片麻痺 [脳出血]
  • 呼吸困難、蕁麻疹、眼や口唇周囲の脹れ [アナフィラキシー]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染(黄色くなる) [肝機能障害、黄疸]
  • 高熱(38℃以上)、中央に腫れを伴った紅斑(赤い発疹)、眼球粘膜の充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す アルキル化剤
    同じ成分の薬を探す テモゾロミド
    同じ製薬会社の薬を探す 日本化薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳1,42820~24歳1,440
    25~29歳2,36425~29歳1,206
    30~34歳4,40930~34歳2,441
    35~39歳7,70435~39歳3,485
    40~44歳9,02540~44歳5,734
    45~49歳10,18445~49歳5,954
    50~54歳8,85950~54歳5,272
    55~59歳9,46855~59歳4,402
    60~64歳10,29560~64歳6,109
    65~69歳11,80765~69歳8,697
    70~74歳10,49170~74歳6,402
    75~79歳6,53075~79歳4,397
    80~84歳2,94880~84歳1,927
    85~89歳085~89歳0
    90歳以上090歳以上0