お薬検索

カナリア配合錠

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 カナリア配合錠
主成分 テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物、カナグリフロジン水和物
分類名称 糖尿病用剤
剤形 うすい橙色の錠剤、直径8.6mm、厚さ4.5mm
商品画像
製薬会社 第一三共株式会社
効能 血糖値を調節するホルモンであるインクレチン分解を阻害することによりインスリン分泌を促進して血糖コントロールを改善し、また腎臓で糖の再吸収を阻害して血中の過剰な糖を尿中へ排せつすることで血糖値を下げます。
通常、2型糖尿病の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病、感染症、手術前後、外傷がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1錠を1日1回朝食前または朝食後に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばして、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
  • 低血糖症状を起こすことがありますので、高所での作業や車の運転など危険を伴う機械の操作には注意してください。
  • 低血糖症状が起こった時には十分量の糖分(砂糖、ブドウ糖、清涼飲料水など)をとるようにしてください。α-グルコシダーゼ阻害薬(糖分の吸収を遅らせる薬)と同時に服用中の方は、低血糖症状が起こった時にはブドウ糖をとるようにしてください。
  • 脱水の症状があらわれることがありますので、水分補給を心がけてください。
  • 高血糖でなくてもケトアシドーシスをおこすことがありますので、ケトアシドーシスの症状を感じたらすぐに医師の診療を受けてください。
  • 副作用 主な副作用として、頻尿、外陰部腟カンジダ症、便秘、口渇などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 冷や汗がでる、空腹感、手足のふるえ [低血糖]
  • のどが渇く、からだがだるい、めまい [脱水]
  • 吐き気・嘔吐、深く大きい呼吸、意識・判断力の低下 [ケトアシドーシス]
  • 寒気、発熱、脇腹・背部の痛み [腎盂腎炎、敗血症]
  • 発熱、陰部の腫脹・疼痛・発赤 [陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)]
  • 高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛 [腸閉塞]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮ふや白目が黄色くなる [肝機能障害]
  • から咳、呼吸困難、発熱 [間質性肺炎]
  • 水ぶくれを伴う発疹 [類天疱瘡]
  • 激しい上腹部の痛み、腰背部の痛み、吐き気 [急性膵炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 糖尿病用剤
    同じ成分の薬を探す テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物、カナグリフロジン水和物
    同じ製薬会社の薬を探す 第一三共株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳2,82215~19歳3,154
    20~24歳15,40820~24歳10,704
    25~29歳66,53225~29歳26,053
    30~34歳161,06830~34歳64,602
    35~39歳387,25535~39歳148,219
    40~44歳893,33940~44歳293,558
    45~49歳1,667,23345~49歳538,796
    50~54歳2,123,72250~54歳774,063
    55~59歳2,349,55955~59歳983,152
    60~64歳2,546,07960~64歳1,214,805
    65~69歳2,906,95765~69歳1,671,065
    70~74歳2,331,66870~74歳1,522,175
    75~79歳1,582,87275~79歳1,160,779
    80~84歳875,24080~84歳696,311
    85~89歳306,58985~89歳310,825
    90歳以上63,77290歳以上111,868