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ナルサス錠2mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ナルサス錠2mg
主成分 ヒドロモルフォン塩酸塩
分類名称 アヘンアルカロイド系麻薬
剤形 うすい灰色の錠剤、直径7.1mm、厚さ約4.8mm
商品画像
製薬会社 第一三共株式会社
効能 中枢神経系のオピオイド受容体に作用し、痛みを抑えます。
通常、中等度から高度の痛みをともなう各種癌における鎮痛に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。呼吸抑制、気管支喘息発作中、慢性肺疾患に続発する心不全、けいれん状態、麻痺性イレウス、急性アルコール中毒、出血性大腸炎、細菌性下痢がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人はヒドロモルフォンとして1回4~24mgを1日1回服用しますが、症状に応じて適宜増減されます。開始時は、1回4mgを服用します。他の鎮痛薬による治療を受けていた場合は、その服用量と鎮痛効果の持続を考慮し、副作用に注意して服用量が決められます。また、適切な鎮痛効果があり、副作用が最小となるよう服用量が調節されます。本剤は1錠中にヒドロモルフォンとして2mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • かまずに飲んでください。割ったり砕いたりしないでください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、めまいが起こることがありますので、自動車の運転など、危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • アルコールで薬の作用が強められ、呼吸抑制、低血圧、顕著な鎮静または昏睡が起こることがありますので、注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、傾眠、吐き気、嘔吐、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • この薬の使用を中止しようとしても止められずに使用を続けたくなる [依存性]
  • 息苦しい、息切れ [呼吸抑制]
  • 意識がうすれる、意識が乱れ正常な思考ができなくなる [意識障害]
  • 便秘、お腹がはる、激しい腹痛 [イレウス(麻痺性イレウスを含む)、中毒性巨大結腸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • この薬を他の人に渡さないでください。
  • 薬が残ったり、いらなくなった場合、病院または薬局に返却してください。返却については、薬を受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • この薬を海外に持ち出す場合もしくは海外から持ち込む場合には事前に地方厚生(支)局への申請が必要です。詳細は医師または薬剤師にご相談ください。
  • 同じ薬効の薬を探す アヘンアルカロイド系麻薬
    同じ成分の薬を探す ヒドロモルフォン塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す 第一三共株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳1,33235~39歳2,767
    40~44歳1,89140~44歳5,995
    45~49歳7,74445~49歳10,940
    50~54歳5,04050~54歳13,509
    55~59歳10,51155~59歳17,409
    60~64歳15,88560~64歳16,647
    65~69歳33,91465~69歳28,530
    70~74歳38,09970~74歳26,025
    75~79歳36,94875~79歳26,034
    80~84歳29,63880~84歳21,267
    85~89歳17,79085~89歳10,548
    90歳以上5,11190歳以上4,566