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ピコプレップ配合内用剤

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ピコプレップ配合内用剤
主成分 ピコスルファートナトリウム水和物、酸化マグネシウム、無水クエン酸
分類名称 他に分類されない治療を主目的としない医薬品
剤形 白色の散剤
商品画像
製薬会社 日本ケミファ株式会社
効能 腸管のぜん動運動を亢進させることで便などの内容物を肛門側に移動させ、合わせて水分が腸管内から体内に吸収されるのを阻害することにより、排便を促します。
通常、大腸内視鏡検査(大腸手術も含む)を適切に行うために、大腸内の便を排出し大腸内をきれいにする腸管洗浄剤として用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。胃腸管閉塞症または腸閉塞の疑い、腸管穿孔、中毒性巨大結腸症、急性腹症の疑い、腎機能障害、うっ血性心不全、心機能障害、高マグネシウム血症、腹部外科手術の既往歴、腸管狭窄、便秘、腸管憩室、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)がある。食べものや飲みものでよくむせる。いつも通りの排便がない。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1包を約150mLの水に溶かし、検査(手術)前に2回服用します。1回目の服用後は、1杯250mLの透明な飲みものを数時間かけて5杯以上飲みます。2回目の服用後は1杯250mLの透明な飲みものをゆっくり3杯以上飲み、検査(手術)の2時間前までに飲み終えます。
    検査(手術)前日の食事は素うどんやおかゆなど、消化しやすく腸内にカスが残りにくいものとし、食物せんいの多いもの、油っぽいもの、きのこ・海藻・のり・ゴマなどは避けてください。検査(手術)当日は透明な飲みもののみとし、検査(手術)前に食事はとりません。
    検査(手術)の前日と当日に分けて2回服用する場合:検査(手術)前日の夕食後、1時間以上経ってから1回目を服用し、検査(手術)当日の朝(検査の4-9時間前)に2回目を服用します。
    [服用例]検査前日の夕食18時⇒1回目服用19時⇒透明な飲みもの(5杯以上)19-21時⇒就寝⇒検査当日の朝食なし⇒2回目服用7時⇒透明な飲みもの(3杯以上)7-9時⇒検査12時
    検査(手術)の前日に2回服用する場合:検査(手術)前日の夕食後、1時間以上経ってから1回目を服用し、1回目の服用から約6時間後の夜に2回目を服用します。
    [服用例]検査前日の夕食16時⇒1回目服用17時⇒透明な飲みもの(5杯以上)17-23時⇒2回目服用23時⇒透明な飲みもの(3杯以上)23-25時⇒就寝⇒検査当日の朝食なし⇒検査9時
    いずれの場合も必ず指示された服用時間や方法に従ってください。
  • 溶かし方:専用コップの150mLの目盛まで水を入れます。次に本剤1包を入れ、2~3分かき混ぜます。本剤を水に入れると温かくなることがあります。熱くなった場合には十分に冷ましてください。なお、粉のまま口に入れないでください。
  • 透明な飲みもの:固形物が入っていない色の薄い透明な飲みものを合計2L以上用意します。水は飲めますが、お茶やソフトドリンクなど水以外の飲みものの合計が半量(1L)以上となるように準備し、飲んでください。
  • 透明な飲みものは一気に飲み干さず、ゆっくりと飲んでください。
  • 服用している時に気分の悪さ、吐き気、嘔吐、息苦しさ、顔が青ざめる、めまい、寒気、顔のむくみ、発疹、腹痛などがあらわれた場合には、ただちに服用を中止し、医師に連絡してください。
  • 排便によって体の水分が少なくなるため、喉が渇いた時など透明な飲みものは適度に追加して飲んでください。
  • 自宅では、副作用があらわれた時に対応がとれるよう付き添い人のいるところで飲んでください。
  • 1回目の服用後、2回目服用開始までに排便がない場合には、2回目の服用は行わず医師に連絡してください。
  • 飲み忘れた場合は医師または薬剤師に相談してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 副作用として、吐き気、直腸炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 息苦しさ、顔が青ざめる、発疹 [アナフィラキシー]
  • 腹痛、腹部膨満感、嘔吐 [腸管穿孔、腸閉塞、鼠径ヘルニア嵌頓]
  • 腹痛、腹部膨満感、血便 [虚血性大腸炎]
  • 吐き気、嘔吐、筋力の低下 [高マグネシウム血症]
  • 意識がもうろうとする、けいれん、嘔吐 [低ナトリウム血症、低カリウム血症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 開封後はすみやかに使用してください。
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 使用後の専用コップは、各自治体の指示に従って廃棄してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳035~39歳0
    40~44歳040~44歳0
    45~49歳045~49歳0
    50~54歳050~54歳0
    55~59歳055~59歳0
    60~64歳060~64歳0
    65~69歳065~69歳0
    70~74歳070~74歳0
    75~79歳075~79歳0
    80~84歳080~84歳0
    85~89歳085~89歳0
    90歳以上090歳以上0