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ビムパット錠50mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ビムパット錠50mg
主成分 ラコサミド
分類名称 抗てんかん剤
剤形 ピンク色の錠剤、長径約10.4mm、短径約4.9mm、厚さ約3.2mm
商品画像
製薬会社 第一三共株式会社
効能 脳内の神経の過剰な興奮を抑えて安定化させることによって、てんかんの発作を抑制します。
通常、てんかんの部分発作の治療、または他の抗てんかん薬と併用して強直間代発作の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、腎障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 成人:通常、成人は1回主成分として50mgを1日2回服用より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて増量され、維持用量は1回100mgを1日2回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として100mg以下ずつ行われます。1日の最高用量は400mgまでです。
    小児:通常、4歳以上の小児は主成分として1日2mg/kgより開始し、その後1週間以上の間隔をあけて1日用量として2mg/kgずつ増量され、維持用量は体重30kg未満の小児は1日6mg/kg、体重30kg以上50kg未満の小児は1日4mg/kgを、いずれも1日2回に分けて服用します。なお、症状により体重30kg未満の小児は1日12mg/kg、体重30kg以上50kg未満の小児は1日8mg/kgを超えない範囲で適宜増減されますが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として2mg/kg以下ずつ行われます。ただし、体重50kg以上の小児では、成人と同じ用法・用量を用います。
    本剤は1錠中に主成分50mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が6時間以内の場合は1回とばして、次の時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 服用中は、浮動性めまい、霧視、眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下などがあらわれることがありますので、自動車の運転など、危険を伴う機械の操作はしないでください。
  • 心臓に障害のある患者さん、脈を遅くする作用をもつ薬などを使用している患者さんは、この薬の使用中、心電図検査を行うことがあります。その場合には、指定された日時に検査を受けてください。
  • 副作用 主な副作用として、浮動性めまい、頭痛、傾眠、吐き気、嘔吐、疲労、回転性めまい、振戦などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 脈拍の異常、息切れ、気を失う [房室ブロック、徐脈、失神]
  • 発熱、紅斑、水疱・びらん [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 発疹、発熱、リンパ節の膨大 [薬剤性過敏症症候群]
  • のどの痛み、頭痛、筋肉痛、発熱 [無顆粒球症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • [ご家族の方へ]攻撃的になる、死にたいという気持ちになるなどの症状があらわれる可能性について医師から十分に説明を受けて、患者さんのいつもと違う言動や症状に気づいた場合は、医師または薬剤師に申し出てください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳11,5560~4歳12,119
    5~9歳89,3265~9歳62,693
    10~14歳185,60310~14歳152,106
    15~19歳452,43115~19歳354,121
    20~24歳533,43420~24歳366,983
    25~29歳403,35225~29歳375,770
    30~34歳414,24730~34歳408,797
    35~39歳399,09135~39歳384,290
    40~44歳436,50340~44歳393,126
    45~49歳364,14245~49歳399,228
    50~54歳293,98950~54歳303,044
    55~59歳275,56255~59歳252,226
    60~64歳296,29460~64歳250,753
    65~69歳298,46865~69歳290,652
    70~74歳328,93270~74歳245,101
    75~79歳287,06375~79歳242,246
    80~84歳206,95380~84歳189,744
    85~89歳106,04285~89歳161,957
    90歳以上38,19190歳以上88,794