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リネゾリド錠600mg「明治」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 リネゾリド錠600mg「明治」
主成分 リネゾリド
分類名称 合成抗菌剤
剤形 白色~微黄白色の錠剤、長径18.7mm、短径9.7mm、厚さ6.2mm
商品画像
製薬会社 Meiji Seika ファルマ株式会社
効能 オキサゾリジノン系の抗菌剤で、細菌の蛋白合成の開始段階を阻害することによって、抗菌作用を示します。
通常、バンコマイシン耐性エンテロコッカス・フェシウムによる各種感染症や、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による肺炎、皮膚感染症、敗血症などの治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。貧血などの骨髄抑制、腎機能障害がある、体重40kg未満である。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 成人および12歳以上の小児:通常、1回1錠(主成分として600mg)を12時間ごとに1日2回服用します。
    12歳未満の小児:通常、主成分として1回10mg/kgを8時間ごとに服用します。ただし、1回の服用量は600mgを超えません。本剤は1錠中に主成分600mgを含有します。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に通常服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 血圧上昇、動悸があらわれることがあるので、チーズ、ビール、赤ワインなどチラミンを多く含有する食品の過量摂取をさけてください。
  • 副作用 主な副作用として、鼻出血、下痢、吐き気、頭痛、味覚倒錯、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 貧血症状(立ちくらみ、頭痛など)、発熱、出血傾向(皮下出血、鼻血など) [可逆的な貧血・白血球減少症・汎血球減少症・血小板減少症などの骨髄抑制]
  • 過呼吸、意識がうすれる、動悸 [代謝性アシドーシス]
  • 視力低下、色覚異常、かすみ目・見えない部分がある [視神経症]
  • 呼吸困難、全身のほてり、じんましん [ショック、アナフィラキシー]
  • 発熱、咳・痰、呼吸困難 [間質性肺炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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