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メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「三和」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「三和」
主成分 メトホルミン塩酸塩
分類名称 糖尿病用剤
剤形 白色~帯黄白色の割線入錠剤、直径9.2mm、厚さ4.2mm
商品画像
製薬会社 株式会社三和化学研究所
効能 筋肉での糖利用を促進したり、肝臓で糖をつくるのを抑制したりして血液中の糖(血糖値)を減らします。
通常、2型糖尿病の治療または肥満、耐糖能異常、インスリン抵抗性のいずれかを呈する患者の多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発、多嚢胞性卵巣症候群の生殖補助医療における調節卵巣刺激に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。乳酸アシドーシスの既往歴、腎機能障害、透析、肝機能障害、心血管系障害、肺機能障害、低酸素血症、過度のアルコール摂取、脱水症、胃腸障害、ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病、感染症、手術前後、外傷、栄養不良状態、飢餓状態、衰弱状態、脳下垂体機能不全、副腎機能不全がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 2型糖尿病:通常、成人は1日2錠(主成分として500mg)を1日2~3回に分けて食直前または食後に服用することから始めます。維持量は、効果を見ながら決められますが、通常、1日3~6錠(750~1,500mg)を1日2~3回に分けて服用します。通常、10歳以上の小児は1日2錠(500mg)を1日2~3回に分けて食直前または食後に服用することから始めます。維持量は、効果を見ながら決められますが、通常、1日2~6錠(500~1,500mg)を1日2~3回に分けて服用します。症状により適宜増減されますが、1日最大服用量は成人で9錠(2,250mg)、10歳以上の小児で8錠(2,000mg)です。
    多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発または多嚢胞性卵巣症候群の生殖補助医療における調節卵巣刺激:他の排卵誘発薬または卵巣刺激薬との併用で、通常、1日2錠(主成分として500mg)を1日1回服用することから始めます。忍容性を確認しながら増量し、1日6錠(1,500mg)を超えない範囲で、1日2~3回に分けて服用します。なお、排卵または採卵までに中止されます。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、1回とばして次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • アルコールを飲みすぎたり脱水症状になると乳酸アシドーシスを起こしやすくなりますので、注意してください。
  • 低血糖症状を起こすことがありますので、高所作業や自動車の運転などには注意してください。
  • 糖尿病患者であることを家族の方にも理解してもらっておいてください。
  • 指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
  • ヨード造影剤検査を受ける場合には、乳酸アシドーシス(頭痛、眠くなる、意識の低下など)をおこすことがありますので、検査前はこの薬の使用が一時的に中止されます。また、ヨード造影剤検査後48時間はこの薬を使用しないでください。
  • 医師の指示を守って定期的に血液検査や尿検査などを受けてください。
  • 低血糖症状(お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下など)があらわれた場合は、通常は糖質を含む食品や砂糖をとってください。
  • 低血糖についての注意は家族の方にも知らせておいてください。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳を中止してください。
  • 副作用 主な副作用として、下痢、吐き気、食欲不振、腹痛、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 胃腸障害、倦怠感、過呼吸(深く大きい呼吸) [乳酸アシドーシス]
  • 脱力感、高度の空腹感、発汗 [低血糖]
  • 全身倦怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる [肝機能障害、黄疸]
  • 手足の筋肉の痛み、こわばり、全身倦怠感 [横紋筋融解症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 糖尿病用剤
    同じ成分の薬を探す メトホルミン塩酸塩
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳3,96610~14歳4,099
    15~19歳28,74715~19歳22,105
    20~24歳48,15920~24歳24,957
    25~29歳119,61725~29歳79,179
    30~34歳266,65530~34歳184,812
    35~39歳599,97235~39歳299,960
    40~44歳1,482,37040~44歳603,106
    45~49歳2,678,23745~49歳1,037,046
    50~54歳3,572,34850~54歳1,553,596
    55~59歳4,230,83455~59歳2,221,652
    60~64歳5,099,23460~64歳2,896,631
    65~69歳7,046,87765~69歳4,626,047
    70~74歳6,184,99670~74歳4,709,848
    75~79歳4,190,40175~79歳3,528,683
    80~84歳2,046,35480~84歳1,953,725
    85~89歳653,55385~89歳851,569
    90歳以上137,40690歳以上292,771