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メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「TE」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「TE」
主成分 メトホルミン塩酸塩
分類名称 糖尿病用剤
剤形 微黄色の割線入り錠剤、長径13.7mm、短径8.7mm、厚さ6.1mm
商品画像
製薬会社 トーアエイヨー株式会社
効能 肝臓で糖を作るのを抑えたり、筋肉での糖の利用を促したりして、血糖を下げます。
通常、2型糖尿病の治療または肥満、耐糖能異常、インスリン抵抗性のいずれかを呈する患者の多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発、多嚢胞性卵巣症候群の生殖補助医療における調節卵巣刺激に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。乳酸アシドーシスを起こしたことがある、腎機能障害、透析を受けている、肝機能障害、心血管系障害(ショック、心不全、心筋梗塞など)や肺機能障害(肺塞栓など)などで低酸素状態になりやすい、お酒を多量に飲んでいる、脱水症、胃腸障害(下痢、嘔吐など)、ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病、感染症、手術前後、外傷、栄養不良状態、飢餓状態、衰弱状態、脳下垂体機能不全、副腎機能不全がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 2型糖尿病:通常、成人は1日1錠(主成分として500mg)から開始し、1日2~3回に分けて食直前または食後に服用します。維持量は効果を観察しながら決められますが、通常1日1.5~3錠(750~1,500mg)を1日2~3回に分けて服用します。通常、10歳以上の小児は1日1錠(500mg)から開始し、1日2~3回に分けて食直前または食後に服用します。維持量は効果を観察しながら決められますが、通常1日1~3錠(500~1,500mg)を1日2~3回に分けて服用します。症状により適宜増減されますが、成人の1日最高服用量は4.5錠(2,250mg)、小児の1日最高服用量は4錠(2,000mg)です。
    多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発、多嚢胞性卵巣症候群の生殖補助医療における調節卵巣刺激:他の排卵誘発薬または卵巣刺激薬との併用で、通常、1日1錠(500mg)の1日1回服用から開始します。忍容性を確認しながら増量し、1日3錠(1,500mg)を超えない範囲で、1日2~3回に分けて服用します。なお、排卵または採卵までに中止されます。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、1回飛ばして次の服用時間から通常どおり飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
  • 医師の指示を守って定期的に血液検査や尿検査などを受けてください。
  • アルコールの飲みすぎ、シックデイ(発熱、下痢、嘔吐など)、脱水症状により乳酸アシドーシス(吐き気・嘔吐などの胃腸症状、体がだるい、筋肉痛、呼吸が苦しい)を起こしやすくなりますので、注意してください。
  • ヨード造影剤検査を受ける場合には、乳酸アシドーシスを起こすことがありますので、検査前はこの薬の使用が一時的に中止されます。また、ヨード造影剤検査後48時間はこの薬を使用しないでください。
  • 低血糖症状(お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下など)があらわれることがあるので、高い所での作業や自動車の運転には十分注意してください。
  • 低血糖症状があらわれた場合は、通常は糖質を含む食品や砂糖をとってください。
  • 低血糖についての注意は家族の方にも知らせておいてください。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳を中止してください。
  • 副作用 主な副作用として、下痢、吐き気、食欲不振、腹痛、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 吐き気・嘔吐などの胃腸症状、体がだるい、筋肉痛、呼吸が苦しい [乳酸アシドーシス]
  • 脱力感、空腹感、冷汗 [低血糖]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害、黄疸]
  • 筋肉痛、脱力感、赤褐色の尿 [横紋筋融解症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳6,06810~14歳1,760
    15~19歳19,09915~19歳13,107
    20~24歳52,19120~24歳46,099
    25~29歳159,73625~29歳80,187
    30~34歳406,24230~34歳165,709
    35~39歳847,60935~39歳322,614
    40~44歳1,869,07240~44歳665,142
    45~49歳3,466,68245~49歳1,175,546
    50~54歳4,235,82250~54歳1,522,606
    55~59歳4,882,47155~59歳2,071,201
    60~64歳5,439,82460~64歳2,648,696
    65~69歳6,323,82065~69歳3,472,364
    70~74歳4,299,40570~74歳2,814,286
    75~79歳2,059,73475~79歳1,491,316
    80~84歳857,97080~84歳662,068
    85~89歳230,50985~89歳242,305
    90歳以上36,85290歳以上63,172