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ワントラム錠100mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ワントラム錠100mg
主成分 トラマドール塩酸塩
分類名称 解熱鎮痛消炎剤
剤形 白色~灰白色の円形の錠剤、直径9.7mm、厚さ5.2mm
商品画像
製薬会社 日本新薬株式会社
効能 オピオイド受容体への結合、モノアミン再取り込み阻害作用により強い痛みを抑える働きがあります。
通常、非オピオイド鎮痛剤で治療困難ながん疼痛、慢性疼痛の治療に用いられます。ただし、病気そのものを治すものではありません。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。アルコール、睡眠剤、鎮痛剤、オピオイド鎮痛剤または向精神薬による急性中毒である。治療により十分な管理がされていないてんかん、腎機能障害または肝機能障害がある。過去2週間以内に他の薬を使った。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1~3錠(主成分として100~300mg)を1日1回服用します。症状により適宜増減されますが、最高量は1日4錠(400mg)とします。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • できるだけ毎日同じ時間帯に服用してください。
  • この薬は徐放性製剤なので、がん疼痛で痛みが突然強くなり臨時追加が必要な場合は、トラマドール塩酸塩即放性製剤を服用します。
  • この薬は徐放性製剤なので、割ったり、砕いたり、かみ砕いたりせずにそのまま服用してください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、飲む間隔を4~6時間あけるため、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。黒目が小さくなる、嘔吐、冷や汗、めまい、息切れ、心血管虚脱(冷や汗、血圧低下、顔面蒼白などのショック状態)、けいれん、呼吸回数が減る、呼吸停止などの症状があらわれることがあります。このような症状があらわれたら、ただちに受診してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 吐き気、嘔吐、便秘などの症状があらわれることがあります。これらの対策として下剤や吐き気止めの薬を併用することがあります。
  • 眠気、めまい、意識消失が起こることがあります。また意識消失により自動車事故に至った例もありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • 飲酒により薬の作用や副作用が強まることがありますので、服用中の飲酒はひかえてください。
  • 錠剤が便の中に白い固まりとして出てくることがあります。
  • 副作用 主な副作用として、便秘、吐き気、嘔吐、傾眠、浮動性めまい、口渇、食欲減退などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、喘鳴(ヒューヒュー音)、眼や口唇のまわりのはれ [ショック、アナフィラキシー]
  • 呼吸が浅く速くなる、呼吸をしにくい、息苦しい [呼吸抑制]
  • 筋肉が発作的に収縮する [痙攣]
  • 服用を中止しようとしても止められない、不眠、不安 [依存性]
  • 意識がなくなる [意識消失]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 解熱鎮痛消炎剤
    同じ成分の薬を探す トラマドール塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す 日本新薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳7,78515~19歳7,678
    20~24歳22,72620~24歳27,453
    25~29歳51,38825~29歳72,284
    30~34歳95,28530~34歳123,358
    35~39歳172,07335~39歳173,120
    40~44歳319,59740~44歳339,774
    45~49歳476,25645~49歳555,452
    50~54歳570,37750~54歳687,227
    55~59歳655,68155~59歳703,850
    60~64歳731,37260~64歳666,250
    65~69歳915,33765~69歳904,591
    70~74歳1,013,88970~74歳1,154,450
    75~79歳1,177,57375~79歳1,648,147
    80~84歳962,14180~84歳1,684,531
    85~89歳515,78785~89歳1,125,462
    90歳以上157,26290歳以上458,057